来週の土日から我がホームグラウンドの府中に競馬開催が戻ってくるのだが、COVID-19の影響で無観客開催が続いている。
ところが、JRAはようやく来週から開催競馬場に観客を入れると発表があった。府中に住んでいるのだから、ぜひ東京競馬場で競馬を生観戦したい。
しかし、入場できるのは指定席をネット購入した人のみで、一番多い東京競馬場でも1,047席である。これはかなり倍率が高そうだ。10数万人客が入ることもあるあの東京競馬場に1000人ちょっとである。
なお、指定席券の当日発売はないらしい。ただでさえ馬券がネットでしか買えないのに、ネット弱者は競馬場に入場するチャンスすらもらえないのか…。(私は当然ネットを使えるので関係ないが、濃ゆい競馬ファンにはネットなんてやらないような高齢の方も多い。)
この記事で書いたのだが、先日、入場人数に制限がある大井競馬場に行ってきた。久しぶりの生観戦だったが、やはり観客が少ないため、盛り上がりに欠けていた。イベントも行われておらず、売店もろくに営業していない。しかし、やはり現地で生で見る競馬は格別だった。
それに、いつまでも無観客ばかり続けていられないだろうから、制限付きでも観客を入れるのは良いことだ。まだまだ本格復旧にはほど遠いが、通常開催に向けて、ようやく第一歩を踏み出した。
もっと観客を入れてもいいと思うのだがそうならないのは、おそらくJRA(の幹部)は新型コロナ自体だけではなく、風評被害を恐れているのだろう。むしろ、コロナそのものよりも、そっちの方がタチが悪い。世の中には新型コロナには関係なく競馬(というかギャンブル)を叩きたくてしょうがない連中が一定数いて、1人無症状の感染者が出ただけでも、競馬を敵視しているような連中がそれに便乗して叩きまくりそうだし。他のイベント等とは違って、自粛厨なコロナ脳以外にもそれなりの数の「便乗犯」を敵にしなければならないというのがやりにくいところなのだろう。ただ、同じギャンブルである競艇は通常開催してるというのが何とも…。東京競馬場と同じ数百メートルの場所にある多摩川競艇では普通に観客を入れているのである。
というわけで、一日も早く中央競馬が通常開催に戻ってくれることを祈る。