ついに、この知らせを受け取る日が来てしまった。
私の出資馬ニュージーズが、現役を引退することとなった。
前回の記事では、4月の復帰戦を目前にして無念の出走回避となったことを書いた。
endeavor.hatenablog.jp
去勢手術を経て、半年ぶりの復帰。東京開催で、しかも鎌倉ステークスと湘南ステークスの両にらみ。ようやく再スタートを切れると思っていただけに、あの回避はかなり堪えた。
それでも、エコーやレントゲンでは大きな異常が見つからず、「立て直してまた戻ってきてくれれば」と思っていた。
しかし、その願いは叶わなかった。
今回のクラブコメントでは、ノーザンファーム天栄でウォーキングマシンによる軽めの運動を続けていたものの、再び左前を気にする素振りを見せたとのこと。まだごく軽い運動しかしていない段階で再発してしまった以上、回復にはかなりの時間を要する――その判断の末、登録抹消、そして引退が決まった。
あまりにも残念で、言葉が出なかった。
デビュー戦は5馬身差の圧勝。あの日、中山で見せた走りに、私は本気で夢を見た。毎日杯では重賞の壁に跳ね返されたが、自己条件に戻った東京マイルではしっかり巻き返し、1勝クラス、2勝クラスと連勝。特に府中のマイルでは本当に強かった。
「安田記念を勝てたら」
そんな大きすぎる夢を、冗談半分ではなく少し本気で思わせてくれる馬だった。
しかし、その後はダート挑戦、鼻出血、不可解な大敗、去勢手術、そして復帰目前での頓挫。競走馬としての歯車が、最後まで噛み合わなかった印象が強い。そして去勢手術後「せん馬」として一走もせずに引退となった。
それでも、能力がなかったとは思わない。むしろ、だからこそ悔しい。
順調なら、もっと上を目指せたはずだ。そう思わせるだけの走りを、この馬は確かに見せてくれた。
ニュージーズには、口取りにも参加させてもらった。勝った時の高揚感も、復帰を待つ時間も、今回の喪失感も、全部ひっくるめて一口馬主なのだと思う。
ありがとう、ニュージーズ。君のことは、きっとずっと忘れない。