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日々の雑記帳

シルクの1次募集で2年連続すべて抽選落ち

 本日、シルクホースクラブの1次募集の抽選結果発表があった。私は4頭出資申し込みしたのだが、全て落選だった。
 抽選優先馬すら2年連続落選するというありさまである。抽優馬の抽選で落ちたら次に当選するまで優先して当選させて欲しいのだが、そうではないらしい。

 シルクの1次募集では、500口のうち300口が過去3年の出資実績のが上位の会員から割り当てられ、残りの200口が抽選である。出資実績のボーダーラインは人気のある馬だと数百万円とかであり、一般庶民には厳しい金額だ。
 2014年の募集からこの改悪があった。特に改悪初年度の14年は酷く、その年の1次募集で募集した馬の一口価格も「実績」として認められたため、「実績」を作るために大量申し込みして「全部当たったら破産」と言っている人がいた。その時は抽選確定後に大量キャンセルがあり、さすがにまずいと思ったのか翌年から前年まで3年間の実績となったのだが。

  シルクホースクラブは、社台傘下になってから会員が急増し、しかも 金持ちが結構入会してきた。私がシルクホースクラブに入会したのは1998年であり、当時は早田牧場が主体のクラブであった。その早田牧場が倒産した後は暗黒時代だったのだが、それでも私は毎年1~3頭ぐらい出資し続けてきた。暗黒時代を支えてきたのは我々古くから継続している会員である。そんな人たちはもっと大事に扱ってほしいものだ。

 私がシルクホースクラブに入会したのはこちらの記事に書いてある通り、値段が手頃だからである。事実、98年時点では(と言うか2010年ぐらいまでは)庶民的なクラブだった。それが、社台の傘下に入り、まるで「第2のキャロット」のようになってしまった。その98年に書いた記事を読み返してみると「インターネット上で情報提供やっているところも気にいった。」と書いてある。あの頃は、インターネット上で情報提供をしているというだけで先進的なイメージがあったのだな。今では、一口馬主クラブがWebで情報提供をするのは当たり前となっている。そして、シルクのホームページは重くてしょうがない。これも会員数が異常に増えた影響なのだろうか?

 私が一口馬主を始めた98年から見ると、競馬をやる人自体は減っている。インターネット環境の整備や金融ビッグバンで株の証拠金取引やFXのデイトレードが手軽にできるようになり、ギャンブル好きの人がそちらに流れたせいであろう(ギャンブル好きと言うパイの数はそこまで変わってないと思われる)。しかし、 一口馬主をやってる人は増えているような気がする。何故だろうか?一口馬主というシステムの認知度が上がったからなのかもしれない。それから、不景気で本物の馬主になりたくてもなれない人が増えたので、一口馬主で我慢しているというケースも増えているだろう。後者の様な金持ちはシルクのような庶民的なところが売りだったクラブに手を出すべきではないというのが、私個人的な考えだが、どうも現実は違うらしい(もっとも社台になってから馬の値段も高くなり今はもはや庶民的でもなくなっているが)

  ここまで出資したい馬に出資させてもらえない状況だと、現役出資馬が引退したらシルク退会も考える必要がある。社台傘下になってから、前にもシルクを辞めようと思ったことがあり、同じ様なこと考えてたら、インプロヴァイズが予想以上に活躍した。だから今でもダラダラと続けてる。現時点で出資しているシルクの現役馬はマグナレガーロヘアケイリーの2頭。マグナレガーロは昨日も勝ったしまだまだやれるが、アーモンドアイと同期の6歳馬なのでそれほど長くは現役を続けないだろう。ヘアケイリーは3歳未勝利馬で、2着続きなのでぜひ勝ってほしいが未勝利戦があるうちに勝ち上がれないと引退かもしれない。この2頭が現役を続けている間に他の馬に出資できないと退会を考えている。

 ちなみに私はユニオンオーナーズクラブにも入っているのだが、あそこは社台になって以降のシルクとは違い、アットホームな雰囲気である。募集総額もそれほど高くはない(一部の例外除く)。ただし、基本200口なので庶民的といえるかどうかは微妙である。

(追記)シルクの募集制度改悪の歴史について書かれているページを見つけたのでリンクしておきます。

まーくの一口馬主と競馬の日々 シルクの実績制度を募集制度の歴史から考える