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日々の雑記帳

新潟遠征記:関越S&関屋記念

 先週は出資馬が土日共に新潟に出走するということもあって、新潟に土日滞在して土日共に競馬場に行った。今さらながら遠征記を記しておこう。

プロローグ

 まず、この週の新潟に出走した出資馬は土曜日新潟メインの関越Sにシルククルセイダー、日曜新潟7R未勝利戦にワンダフルサルートだ。これら2頭の口取り権利を申し込んだつもりだったが、当選したのはワンダフルサルートのみ。この記事にもカイタノだが、過去の申込メールを使いまわしていたらシルククルセイダーと書くつもりでシルクプレストと書いてしまった様である。というわけでクルセイダーの口取り権利は取れなかったが、日曜日のワンダフルサルートの権利を取れったのでスーツを持って新潟に行くことにした。

 なお、日曜日はワンダフルサルートが出走する新潟7Rの発走時刻の小倉6Rにもう1頭の出資馬シルククインビーが出走した。出資馬3頭が出走した週だった。私の体は残念ながら1つしかないので、こちらは当然の様に観戦には行けなかったが。

8/7(土)

 昨年買った夜行バスキラキラ号(東京−新潟)の回数券が2枚ほど残っていたのだが、その有効期限は8月26日と間近に迫っていた。なんとかそれで1往復して使いきらないともったいない。アイビスサマーダッシュの日もその回数券を消化するために新潟に遠征したのであるが、出資馬2頭が新潟競馬場に出走するこの週も夜行バスで新潟遠征を決行した。これで回数券は全て消化したこととなる。

 早朝の新潟駅で夜行バスを降り、駅構内のマクドナルドの開店時間である7時頃までその辺をぶらぶらして、7時になったらマクドナルド新潟駅店で朝食。マクドナルドなんだからispot(ソフトバンクの無線LAN)が使えると思って入ったのだが、そこには無線LANスポットなるものは存在しなかった。iPhoneで色々と見て過ごそうかと思ったが、結局朝食を食べただけで終わった。駅から北に向かってちょっと歩けばispotがあるマックもあるんだけどな。

 そしてその日の平場レースの馬券をノートPCからネットで投票し、予約しておいたレンタカー店に向かう。今回は競馬場以外にも寄り道していこうと思っていたし、ホテルを取れなかったので寝床が確保できなかった場合、最悪車の中で寝ようと思ってレンタカーを利用することとした。

 レンタカーを借りて向かった先は月岡方面。昨年の関越Sの日も月岡温泉に行ったのだが、今年も行くことにした。月岡温泉の近くにあるカリオンパークという公園に車を停める。昨年も書いたのだが、カリオンツリーという馬がいて、よくシルククルセイダーと同じレースに出ている(悔しいことに大抵その馬の方が先着する)。そういえば今回は出ていないな。

 カリオンパークに車を停めた後、折角だからということで公園内を散策してみることにする。昨年は時間が無かったのでタバコを1本分の休憩しただけだったが、今年は朝早くから来ているので時間に余裕がある。折角だから山に入ってみよう。山と言っても本格的な登山ではなく、丘に森がくっついているような山だ。例えば学校の裏山とかそういう感じ。府中市にある浅間山の様な感じかな。その山には山道が一応作られて、それなりに整備はされていたのだが、ほとんど誰も山に入る人はいないらしい。その証拠にその道を蜘蛛の巣が大量に横切っていた。風呂に入る前に来ておいて正解だったよ(笑)。

 そして温泉街の方へ歩いて向かう。道を歩いていると道路に引かれた白線がどうも白くなく赤茶けている。ガードレール等が錆びて溶け出し、白線に着色したようだ。さすがは蒸気だけで鉄を錆びさせるぐらい強烈な温泉の街である。温泉の成分が強すぎるため、この月岡温泉には日本の典型的な温泉街につきもののパチンコ屋は存在しない。その辺の空気に長時間さらしただけでパチンコ球が黒ずんでしまうため、パチンコ屋が成り立たないのである。おそらくパチンコ玉の表面に黒錆ができると摩擦係数や反発係数も変わるだろうし、大きさも見た目でははっきり分からないが玉の進行に影響が出るくらい変わるのだろう。

 温泉街をふらついていると、そこに共同浴場を見つけたので、そこに入ることにする。共同浴場と名乗っていたが、料金は500円と一般の銭湯よりは高い。「共同浴場」と温泉宿ではなく風呂専門の店といった意味なのだろう。昨年も来たエメラルドグリーンの湯。この日はエラい暑かったので、汗を流すのは気持ちいい。競馬場帰りにもう1回寄りたいところだな。結局寄らなかったけれど。共同浴場が何時まで営業してるのかも調べてなかったし。(ただ、普通風呂屋は夜までやってるよな。全国的に見たら午前中から開いてるところの方がむしろ少ない筈だし。)
 風呂からあがって何か飲もうと思ったら、そこではフルーツ牛乳なるものが売られていた。名前は聞いたことがあるが、飲んだことはない。北海道では当たり前のように売られていると聞いたことがあるが、こんなところでも売られているなんて。興味本位でフルーツ牛乳を飲む。まずくはなかったが、いちご牛乳の方が美味いかな。感想はそんな感じだ。

 温泉を出て車を停めてあるカリオンパークへと向かう。昼食はカリオンパークの食堂で済ます。豚玉子丼。地元の有名な豚と玉子を使っているらしい。そして腹ごしらえをした後はいよいよ競馬場に出陣である。


 新潟競馬場には9Rあたりに着いた。とにかく暑い。さっき豚丼を食べたばかりだが、せっかく新潟競馬場に来たからと名物のモチ豚串を食べる。旨いしボリュームもあるんだが600円はジャンクフードの類としては高めの価格設定だ。もし、私が新潟に住んでいて毎週のように新潟競馬場に来ているのであれば、たぶん毎回は食べないだろう。

 そうこうしているうちに本日のメインレース関越ステークスのパドックが始まった。愛馬シルククルセイダーの出走するレースである。それにしても暑い。スーツで来なくて正解だった。
 パドックを見ていたらたまたま斜め前ぐらいにクルセイダーの出資仲間であるWさんを発見したので合流した。mixiカレンダーに「新潟遠征」と書いていたら参加表明していたので、後でシルクの口取り集合場所に行って探そうかと思っていたら偶然にもパドックのすぐ近くで馬を見ていたのであった。彼はきちんとクルセイダーの口取り権を確保していたのでスーツ姿だ。私は私服、Wさんはスーツというのは昨年の関越Sと同じシチュエーションだ。

 というわけでパドックから馬がいなくなった後はWさんと口取り集合場所へと向かう。私は口取り権が当たってないのに…。口取り申込者は3人だそうだ。昨年より1人多い。本当は4人目としてその名簿に私の名前が載る予定だったのだが、申し込みの時にチョンボしてしまったんだよな…。

 そしていよいよシルククルセイダーの復帰戦関越Sのスタートである。クルセイダーは後方からのレースだった。直線でも伸びずに8着。ギリギリどうにか手当を加えてきたという感じだ。シルクHCのテレホンサービスでも仕上がり途上とか言っていたし、もともと休み明けは得意ではない馬なので、まあ今回はしょうがないだろうな。叩いた上積みのある次走以降に期待しよう。次走は私が観に行けるかどうかは不明であるが。


 最終レース終了後競馬場を後にする。飯を食う所を探したのだが、結局はたまたま休憩するために駐車場に車を停めたスーパーで幕の内弁当を買って食べた。新潟はたかがスーパーの弁当でも東京等で食べるよりも旨く感じる。米が旨いからなのか水が美味いからなのかだろうが、おそらくその両方だろう。

 その後、昨年も泊まった桜木IC近くのアイカフェというネットカフェへと向かった。駐車場が満車状態だ。空席はあるのだろうか?一抹の不安がよぎる。泊まる場所が無かったら最悪道の駅等に車を停めてそこで寝ようと思っており、そのためもあって車を借りっぱなしなのだが、結局PCが使える席を確保できた。

8/8(日)

 ネットカフェで目を覚まして重賞の予想を書いてネットカフェを後にした。レンタカー屋に車を返さなければいけないが時間ギリギリまで適当に市内をドライブ。早朝なので道が空いているし。ただ、料金の関係で24時間におさめるために8時半までの契約となっていたのだが、その時間に空いているガソリンスタンドを探すのに苦労した、セルフのスタンドならあるのだが、そのレンタカー屋には満タン証明書を提出する必要があり、それを発行してもらうためには有人スタンドじゃなきゃだめなんだよな。不便なものである。どうにか見つけた朝の8時台でも営業しているガソリンスタンドでガソリンを補充し、車を返却。

 この日は駅前からバスで競馬場行き。駅のトイレでヒゲは剃ったが、私服姿でバスへと乗り込む。暑いから着替えは昼休みに競馬場のトイレですればいいや。スーツケースを抱えたままでバスへ乗り込み競馬場へ。

 競馬場に着いて午前中のレースは適当にお遊び程度の勝負。そして昼休みにトイレに行き、スーツに着替える。スーツケースを引きずってトイレに行き、入って行く時と出てくる時の格好が違うなんて、周りから見たら怪しい奴だぞ(笑)。気にしている人がいたかどうかは不明だが。暑いのだからしょうがない。

 ワンダフルサルートが出走する新潟第7レースのパドックを見て、口取り受付を済ませた後、シルククインビーが出走する小倉6R未勝利戦をモニターで観戦。シルククインビーは道中中団に付け、直線で抜け出すかと一瞬思いきや伸びて来ずに6着。あのスーパーホーネットの妹なんだから未勝利ぐらい脱出して欲しいな。

 それから休むまもなく目の前の新潟競馬場ではワンダフルサルートの出走する第7レースが始まった。ワンダフルサルートの前走はデビュー戦ながら勝ち馬と差のない3着と好走だったので、実践で経験を積んだ今回は勝ち上がりを期待していた。私の口取り式出席もかかっているし。今回は電撃の6ハロン直線1000m。今度こそ勝てよと思いながらゴール前で観戦。スタートが良くハナを切ったが、またもや3着。デビュー以来2戦連続3着である。力はある馬なので未勝利戦のあるうちに勝ち上がって欲しいものだ。


 この日のメインレースは関屋記念だった。予想のページに書いた通りに馬券を買った。詳しい買い目はそちらをご覧頂きたい。本命としたセイクリッドバレーが2着に来たが、逃げたレッツゴーキリシマが逃げきり勝ち。レッツゴーキリシマはノーマークだったので見事に外れ。函館で行われたもう1つの重賞函館2歳ステークスは見事に馬連1着3着、2着3着、縦目を喰らう。まあ、堅かったレースなのでそこまで手が回らなかったんだけどね。

 この日はここ数年の夏の風物詩となったはくぼ開催が行われていたが、新潟では通常通りの時刻でレースが行われている。ただし、函館、小倉のはくぼのレースの馬券発売やレース中継は行われているので函館最終が終わるまで競馬場にいることとした。帰りは夜行バスなので発車までかなり時間があるし。小倉の最終が終わってから札幌最終が始まるまでの間にトイレで私服に着替えた。スーツだと暑いので用済みとなったスーツ姿から、私服姿にチェンジ。その時点でこの日は馬券的にはボロ負けの様相を呈していたのだが、函館最終をどうにか当てて損失補填。それでもそれなりにマイナスだったけど。私の馬券は最終レースはよく当たるんだよな。前日も馬券は負けモードだったが最終を当ててチョイ浮き程度まで復活したし。最終レースに大勝負をすればいいのか?外れたら取り返す機会が無くなるのが怖いが(笑)。

 競馬終了後にバスに乗り込み新潟駅へと向かう。新潟駅に着くと浴衣姿の女性が多かった。そして居酒屋の呼び込みが「花火の前に一杯いかがですか」と叫んでいる。どうやら今日は花火大会があるらしい。どこで行われるかは分からないが、駅前をそれらしき人たちが数多く歩いているということは駅から徒歩で行ける圏内で花火大会があるのだろう。ただ、花火を見るにはスーツケースを引きずったままで行く気はしない。コインロッカーに荷物を預けようとしたが、駅のロッカーはどこも満杯だった。

 というわけで、花火大会は諦めて駅前のドトールへ。電源の近くの座席を確保できた。ちょうどポケットWiFiの電池が切れそうだったのでちょうどいいかな。2時間半ぐらい滞在したかな。ドリンク代だけで1000円ぐらい使ってしまった。府中の図書館から借りて持っていった草競馬放浪記を読んだりネットサーフィンしたり予想のページにコメントを書いたりと。

 そして帰りも東京行きの夜行バス。TwitterのTLを読んでいたら新潟遠征していたと思われる東京在住の人が「帰宅なう」とか言ってるし。こっちはまだ新潟にいるんだけど。というわけで翌朝新宿駅に付き帰宅し、夜行バスの回数券を無事消化できた。