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日々の雑記帳

文化女子大の府中競馬西門研究

 このページによると府中インターユニバーシティ2007「府中の快適空間、魅力発見とパワーアップの提案」というイベントで文化女子大学住環境学科の学生さんが「府中競馬場付近の飲食店街をリニューアルする提案」を発表し、優秀賞を受賞したようだ。府中西門といえば私が管理している西門ページでも書いたが、若い女性にはちょっと近寄りがたい場所である。ああいうページを作っていて、しかも府中の西門前というエッセイで優駿エッセイ賞の1次選考を通過するような私でさえ学生時代は近寄りがたかった。そういう場所に現役大学生、しかも女子大生が興味を持ってくれて、しかも研究テーマにしてくれるとは競馬文化の将来を考えると嬉しいよな。ちょっとこの研究メンバーの方の言葉を引用する。

府中の街歩きを通して、私たちグループは“東京競馬場”の西門周辺にある飲食街をパワーアップさせたいと思いました。
競馬場やその周辺は綺麗に舗装され居心地のよい空間にもかかわらず、飲食街は閑散とし、とても寂しい空間で取り残されているようでした。現在の飲食街の客層は40〜60代の男性が中心で、他の客層はあまりいず、初めて訪れた人や若い女性などは近寄りがたい場所であるという現状を改善させる提案として、そこに様々な客層の人が楽しめるエリア別の飲食店を造り、その場所に活気を持たせようと考えました。昔からあるスタイルや雰囲気は残しつつ、新たな対象の客層に合わせたインテリアや家具配置を考え、店の外でも飲食できる可動式座敷を提案しました。

店にグリーンチャンネルを映しているカラーテレビがあることと、時折携帯電話を使っている客がいることを除けば昭和30年代から変わっていないようなところが魅力な西門飲み屋街であるが、老朽化はしていくだろうな。そんな時に「昔からあるスタイルや雰囲気は残しつつ」活気を持たせていくのは重要なことだろう。私はその展示会は見に行ってないのでどういうものなのかは分らないが「店の外でも飲食できる可動式座敷」とは何だろう?客がそれなりに居る日は店の外にはテーブルと椅子が並べられ、外で飲むこともできるのだけど、彼女たちが取材に行った時はどうだったのだろう?

 2月にもとある大学生から「地域社会論」という授業のレポートへの引用許可依頼が来たが、今時の大学生でも、あのような場所に興味を持ってくれる学生さんがいらっしゃるということは喜ばしいことである。その学生さんからはその後返事が無いが、うまくレポート書けたのかな?

 文化女子大の優秀賞を受賞した学生チームの方々にもよかったら府中競馬西門前に寄稿していただきたいのであるが、連絡を取る手段が無いんだよな。もし、これを読んでいたらぜひメールでご一報いただきたいものである。