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日々の雑記帳

土曜中山にカーラミーアが出走

 明日(10/3)中山第2レースの2歳未勝利戦に、私の出資馬のカーラミーアが出走します。

 デビューから2戦は芝のレースで走ってきたが、今回は初ダート。あのダート重賞勝ち馬マイネルクロップの妹である。血統的にダートでこそ期待できる馬だ。というわけで、念願の(?)ダート戦への出走なので、期待しよう。ここで勝ち上がって、マイネルクロップの様に重賞を目指して頑張って欲しい。

カーラミーア 20/10/03 中山2R 2歳未勝利 ダ1800m 54kg 横山和生 16頭立 8枠15番 10:40発走

ようやくとJRAの競馬場に観客が戻る

 来週の土日から我がホームグラウンドの府中に競馬開催が戻ってくるのだが、COVID-19の影響で無観客開催が続いている。
 ところが、JRAはようやく来週から開催競馬場に観客を入れると発表があった。府中に住んでいるのだから、ぜひ東京競馬場で競馬を生観戦したい。

www.jra.go.jp


 しかし、入場できるのは指定席をネット購入した人のみで、一番多い東京競馬場でも1,047席である。これはかなり倍率が高そうだ。10数万人客が入ることもあるあの東京競馬場に1000人ちょっとである。
 なお、指定席券の当日発売はないらしい。ただでさえ馬券がネットでしか買えないのに、ネット弱者は競馬場に入場するチャンスすらもらえないのか…。(私は当然ネットを使えるので関係ないが、濃ゆい競馬ファンにはネットなんてやらないような高齢の方も多い。)

 この記事で書いたのだが、先日、入場人数に制限がある大井競馬場に行ってきた。久しぶりの生観戦だったが、やはり観客が少ないため、盛り上がりに欠けていた。イベントも行われておらず、売店もろくに営業していない。しかし、やはり現地で生で見る競馬は格別だった。
 それに、いつまでも無観客ばかり続けていられないだろうから、制限付きでも観客を入れるのは良いことだ。まだまだ本格復旧にはほど遠いが、通常開催に向けて、ようやく第一歩を踏み出した。

 もっと観客を入れてもいいと思うのだがそうならないのは、おそらくJRA(の幹部)は新型コロナ自体だけではなく、風評被害を恐れているのだろう。むしろ、コロナそのものよりも、そっちの方がタチが悪い。世の中には新型コロナには関係なく競馬(というかギャンブル)を叩きたくてしょうがない連中が一定数いて、1人無症状の感染者が出ただけでも、競馬を敵視しているような連中がそれに便乗して叩きまくりそうだし。他のイベント等とは違って、自粛厨なコロナ脳以外にもそれなりの数の「便乗犯」を敵にしなければならないというのがやりにくいところなのだろう。ただ、同じギャンブルである競艇は通常開催してるというのが何とも…。東京競馬場と同じ数百メートルの場所にある多摩川競艇では普通に観客を入れているのである。

 というわけで、一日も早く中央競馬が通常開催に戻ってくれることを祈る。

キーコーズウェイ初勝利

 本日(9/29)の門別6レース3歳以上C4-5クラスで、私の出資馬キーコーズウェイが初勝利を挙げました。

 好スタートからの、見事な逃げ切り勝ちでした。

 スズカマンボやスプリングサンダーの妹ということで期待していたのだが、なかなかデビューすらできず、3歳の夏に中央でどうにかデビューしたが、14着に惨敗だった。

 中央ではわずか1戦、しかも成長途上で出たきただけだったが、ここに来てようやく初勝利。血統的に晩成だし、今後も期待できそうだ。まずは今年中にあと1勝挙げて、中央復帰を目指して欲しい。

 グランド牧場御用達の角川厩舎所属なので期待している。明日の門別では同じ角川厩舎&桑村騎手のコンビでこれまた私が出資している3歳馬サンジョアンが出走する。こちらも続いてほしいものだ。

キーコーズウェイ&サンジョアン 門別デビュー

 私のユニオンの出資馬で、ホッカイドウ競馬に移籍してファンド継続になっているキーコーズウェイサンジョアンの3歳馬2頭の出走が決まった。

 2頭ともグランド牧場の生産馬で、門別での厩舎はその牧場御用達ともいえる角川厩舎である。

 そして、門別でのデビューはともに1200mのレースで桑村騎手が騎乗。2頭とも中央復帰を目指して頑張ってほしい。

キーコーズウェイ 9/29(火)門別6R ダート1200mに出走確定。10頭立て4枠4番 54kg桑村真明騎手騎乗。発走は17:10。


サンジョアン 9/30(水)門別6R ダート1200mに出走確定。11頭立て3枠3番 54kg桑村真明騎手騎乗。発走は17:20。

直木賞受賞作「首里の馬」に登場する馬の名は

 今年の直木賞を受賞した高山羽根子の「首里の馬」を読んだ。日本在来種の馬で沖縄県の天然記念物に指定されている宮古馬が出てくる話であり、そのことを聞いて興味を持ったので読んでみた。

 動物に詳しくない、というより動物に関する知識がほとんどない主人公の女性の家の前に、迷い馬の宮古馬が佇んでいた。最初は主人公はそれが何の動物かすらわからなかったのだが、洞窟のようなところに密かに匿い、最後には乗りこなすようになるというストーリーである。

 主人公はその宮古馬にヒコーキと名付けた。どこかで聞いたことのある馬名だ。サラブレッドに昔ヒコーキグモ(父キーン)という小田切有一さんが馬主の馬がいたが、それではない。戦前行われていた琉球競馬で昭和3年頃に大活躍したという名馬である。私は、以前、「消えた琉球競馬―幻の名馬「ヒコーキ」を追いかけて」という本を読んだことがあるので、その馬のことを知っていた。琉球競馬きっての名馬である。

 琉球競馬とは沖縄語でンマハラセーといい、琉球王朝時代から戦前まで行われていたが、太平洋戦争により途絶えてしまった「競馬」である。宮古馬などの小型の在来種による競馬だ。普通の競馬のような「速さ」だけを競うものではなく、「美しさ」を競うものである。着飾った2頭が横並びで走り、その姿の美しさを競う競技だ。

 その琉球競馬の名馬ヒコーキは白馬だったようだが、首里の馬に登場するヒコーキと名付けられた宮古馬は褐色っぽい毛並みの様に描写されていた。琉球競馬のヒコーキは昭和初期の馬だが、この作品の舞台は年こそ明言されていないものの、描写からは2010年代と思われる(少なくともスマホがある時代であることは明らか)。
 両者には血統的なつながりもなければ姿が似ているわけではない。なぜ、そんな名前を付けたのだろうか?単なる偶然なのかな、と思って読み返してみると、かつて地元の古い資料を集めるのが好きな老人が言ってた馬の名前をふと思い出し、とっさにその名前を付けたのであった。主人公が唯一知っている、宮古馬に付けられた名前だということだ。

 ところで、その物語の舞台は宮古島ではなく沖縄本島なのだが、沖縄本島宮古馬が迷い馬として現れることってあるのだろうか?宮古馬は宮古島にしかおらず、21世紀の沖縄本島に出没することはまずありえないと思うのだが。ただし、この記事によると、2013年に琉球競馬が沖縄市で復刻開催されたようなので、その時に宮古馬が使われたとすると、全くありえない話ではないかもしれない。

マルドゥック・スクランブルはギャンブル小説としても楽しめた

 最近読んだ本に、冲方丁の「マルドゥック・スクランブル」という小説がある。未来の世界を舞台としたSF作品である。

 この作品に登場するカジノのシーン、特にブラックジャックのシーンが読み応えがあった。未来が舞台のサイバーパンク作品だが、ギャンブル小説としても楽しめる。SF好きでなおかつ阿佐田哲也先生の小説も好きな(「朝だ☆徹夜」というハンドルネームを名乗ることがあるぐらいなので)私のような人間にはうってつけの作品だ。

 ただし、これを読んだからといって現実世界のカジノで勝つためにはあまり役立たないだろう。なぜなら、この作品におけるブラックジャックでは、主人公がある方法を使ってカードカウンティングを行なっているからである。カードカウンティングとは、ブラックジャックにおいて、使われたカードから残りのカードを推測して、プレイヤーに有利になるようにかける方法である。この方法を使うと期待値がわずかに1を超えることが知られている。だから、カウンティングを使ってることがバレると追い出されるらしい。

 この作品では、カードカウンティングを駆使した主人公とカジノのディーラーとの駆け引きが面白いのである。

 ちなみに、主人公はカジノで大儲けするためにゲームに臨んでいるわけではない。とある訴訟で重要な証拠となるデータが入ったマイクロチップを(滅多なことではプレイヤーが手にすることがない)カジノの100万ドルチップの中に埋め込んで隠してあるという設定で、そのデータを読み込むために100万ドルチップを手に入れようとしているのである。主人公は100万ドルチップを何枚か一時的に手にするが、データを読み取った後はカジノのボスキャラ的存在であるディーラーとの勝負で大敗し、最終的には1万ドルの儲けでカジノをあとにする。

 作中ではブラックジャックだけではなくスロットマシーンやルーレットやポーカーも登場するが、特にブラックジャックのシーンの駆け引きが格別に面白い。この作品を楽しむためには、ブラックジャックのルールを覚えておいた方が良い。

 ところで、作中のカジノにあるブラックジャックの台ではカウンティング防止のためにカードの中に赤いカードを入れていて、そのカードが来たら最初のシャッフルからやり直しというルールにしている。10年以上前に私がマカオのカジノに行った時、そこでは1ゲームごとにカードを回収しシャッフルし直していた。そのカジノではカードのシャッフルも機械を使って自動で行なっていた。だからカウンティング防止のために1ゲームごとにシャッフルし直すことができるのである。シャッフルが自動で行われるので、もちろんディーラーがテクニックを駆使してカードを思った順番に並べるということはできない。10年以上前の時点(この作品の原版が出版されたのと同時期)でこんな感じだった。

 この作品の舞台は未来の世界なのであるが、未来の世界のカジノでわざわざディーラーがカウンティング防止のための赤札まで使って、ある程度ゲームが進んだ時点でカードを回収してシャッフルし直すという昔ながらのやり方をしているとは、想像ができない。あくまで話を面白くするための演出だろう。

 ちなみに、この小説の原版は2003年に出版されたが、2010年に大幅に改訂されていて、私が読んだのは2010年の改訂新版である。上記の感想(?)は改訂新版を読んでのものなので、原版では必ずしもそうではない(読んでないのでわからない)ということをお断りしておく。ちなみに、2010年に改訂されたのはアニメ映画化されたのでそれに合わせたようだ。映画版は観ていないが、DVDが出ているようなので今度観てみようかな。カジノのシーン以外も面白かったし。ただし、映画の尺の中で小説におけるブラックジャックの駆け引きの面白さがうまく表現できているかは、よくわからない。おそらくアクションシーンがメインの作品になってるんだろうな。

 余談だが、「マルドゥック」とは「天国へ昇る階段」という意味だそうである。昔、ロッテにいた外人選手の名前ではない(笑)。(ちなみにロッテにいた外人はマドロック。)

久しぶりに競馬を生観戦

 今日は久しぶりに馬が走っている競馬場に行ってきた。フェブラリーステークスの日の東京競馬場以来約7ヶ月ぶりである。大井競馬場で指定席は最大288名、一般席は550名までの制限付きで観客を入れているが、その観客席が当選していたので、大井競馬場に行ってきたのである。

 大井競馬場の入場券の抽選は今日9/21で申し込んだら当選したのだが、中央競馬も三日間開催の三日目であり、しかも JRA スーパープレミアムとして全券種の払い戻し率が80%になるので、中央競馬の方も勝負しなければならない。

 というわけで、昼は中央、夜は大井のダブルヘッダーである。と言っても中央は相変わらず無観客開催であり競馬場には行けないので、自宅で馬券を買ってグリーンチャンネルで観戦だったが。

 JRA スーパープレミアムで払い戻し率が高いということで、中央競馬の方もいつもよりも多めの金額で馬券を買っていた。しかし、全然当たらない。 通常の払い戻し率だった昨日は、東西のメインで万馬券を的中し、特にローズステークス馬連299.6倍を当てた上にワイドの万馬券も取っていて大儲けだった。通常の払い戻し率の日は当たりまくりだったのに、払い戻し率が増えると当たらなくなるとは、効率が悪い。まあ、昨日大勝ちしたので今日の軍資金が調達できたとも言えるが。

 さらに、大井競馬場に行くので、大井の馬券でも勝負することとなる。昨日馬券で勝った金が、みるみる溶けていく(さすがに全部は溶かさなかったが(笑))。

 というわけでまず川崎に行ってグリーンチャンネル Web でレースを見ながら昼食をとり、そこから京急で立会川へと向かった。今年に入って初めて東京23区内に足を踏み入れた。中央のメインレースは大井競馬場タブレット端末でグリーンチャンネルで観戦した。

 今回の大井競馬場での席は一般席エリアだったが、座席は指定されていた。L-WING(ゴール前~~1コーナーの間のスタンド)周辺以外のエリアは立ち入りができなくなっていた。また、ジャンクフードなどの売店もほとんど営業しておらず、L-WING2階3階の一部の食堂が営業しているだけであった。ようやく競馬場に制限付きながら観客が戻ってきたのだが、売店などで働いてる人はまだまだコロナの影響をもろに受けている。

 私が席に着いて最初に行われたのは第3レース。スタート地点は私がいるスタンドから遠い4コーナー寄りの方だったのだが、スタート前に一頭フジノジャイアントが放馬した。そして、放馬した馬は私の目の前を通り過ぎていった。久しぶりに至近距離で見た馬が、放馬して逃げている馬だったのである(笑)。フジノジャイアントは 外埒を突き破って花道に入り込んでいった。検査なしで除外決定である。

 観客は少なく、イベントも行われておらず、売店もろくに営業していない競馬場だったが、やはり現地で生で見る競馬は格別である。私にとって競馬場は一番落ち着く場所である。久しぶりに娑婆に出たような気分だ。しかし、以前のような賑わいには程遠い。早く通常通り観客を入れて、あちこちの売店が営業していて、 ステージでイベントなども行われている「普通の」競馬が戻ってきてほしいものである。競馬は単に馬が走っていて馬券が売られてればいいものではなく、そういうものもひっくるめた文化なのだから。無観客開催の時のTCKのキャッチコピーで「世界がいつかまた、騒がしくありますように。」というのがあるが、まさにそれである。もちろん馬が走っていて馬券が(ネットで)売られているという最低限のことは中止にならずに継続され、今回、制限つきながら観客の入場ができるようになったということに対しては、TCKに敬意を示したい。

 さて、大井競馬の馬券の方であるが、一進一退でメインレースの時点で収支は数百円の浮きだった。今日のメインは、今年から重賞となったゴールドジュニアという2歳重賞である。せっかく現地に来てて、しかも客が少ないということもあって、パドックをちゃんと見て馬券検討をした。そして、パドックで良さげに見えたファルキートを本命とした。

 しかし、 ファルキートは3番人気に支持されたものの、不発であり10着に敗退した。船橋のアランバローズが逃げ切り勝ちを収め、2着も船橋所属のマカベウスだった。地元の馬じゃなくて遠征組が好走したレースだった。

 最終レースも見事に外れ、今日の大井のトータルの収支はゴールドジュニアにつぎ込んだき金額だけマイナスだった。

 久しぶりに23区内に足を踏み入れたということで、帰りは遠回りしてちょっと東京見物(?)。大井競馬場前駅からモノレールで浜松町へと向かい、芝大門辺りまで散歩して、そこで夕食をとった。東京タワーをかなり久しぶりに見たような気がした。その後大門駅から大江戸線で新宿まで向かい、新宿から京王線で府中の自宅へと帰宅した。