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日々の雑記帳

2人の障害の名手をブレイクさせた馬

 今日の京都ハイジャンプで久しぶりに高田潤騎手が障害重賞を勝った。高田潤騎手といえば3年目の2001年に障害重賞を4勝し、大ブレークした騎手である。その時は今後の障害界をしょって立つのは高田だと思った。しかし、それ以降は翌2002年の小倉サマージャンプを勝っただけで障害重賞勝ちからは遠ざかっていた。中山大障害などで2着はあるものの、障害重賞を勝ったのは6年ぶりである。

 その高田の当時の騎乗馬を調べていたらカネトシガバナーという馬にぶち当たった。平地重賞を2勝(神戸新聞杯愛知杯)の実績で鳴り物入り(?)で障害入りしてきた馬である。高田騎乗時は重賞では今ひとつだったが、高田が初めて乗ったオープンで圧勝した馬だ。そのカネトシガバナーは、その後小坂忠士騎手が乗り、重賞も征している。小坂といえばこのカネトシガバナーに乗ったあたりから頭角を現してきた正真正銘の障害界の若手のホープである。高田と入れ替わる様に障害界の若手のエースとして大活躍をするようになった。カネトシガバナーという馬は、この入れ違いの様に活躍したこの2人の騎手の両方のブレイクにかかわっているとは何だか感慨深い。

 ちなみに、今日の京都ハイジャンプではその小坂騎手が騎乗したコウエイトライが2着。私の予想ではコウエイトライを頭にしたので、思いっきりウラなんだよな。そのままコウエイトライが逃げ切ってくれたら的中だったのだが、とにかく昔追いかけていた騎手の復活は嬉しい。高田君おめでとう!

 前述のカネトシガバナーの生産者は三石川上牧場。明日のエリザベス女王杯に出走するカワカミプリンセスと同じ生産牧場だ。予想はこれから考えるが今のところ本命にしようと思っている。土曜の重賞が高田-小坂で決まったから2人と縁のある馬にちなんだ馬がやってくるのか?というのはちょっと深読みしすぎかな。