昨日ケータイのメールに知り合いのＭさん*1から「明日府中で馬主席を用意できるんだけどどうですか？」という内容のメールが入っていた。昼頃にメールをくれたらしいのだが私がそのメールに気づいたのは夜の10時ごろ。
そろそろ優駿エッセイ賞に応募する作品の原稿を書かなければならないので（まだメモを数行書いただけなので原稿用紙10枚には程遠い･･･）、土曜日は原稿書きにでも充てようと思っていたのだが、せっかくの機会だから朝から競馬場に行くことにした。中央競馬の馬主席なんて行った事なかったし、こういう機会もめったにあるわけじゃないだろう。ちなみに唯一馬主席に入ったことがあるのは今は無き高崎競馬場なので、現存する競馬場の馬主席はこれが初となるのか。
というわけで「行きます」と返事を出した後で、ネクタイを探し始める。いや、普通のネクタイなら探さなくても取り出せる場所にあるのだが、せっかくの競馬場にスーツで出陣なので2000年のＪＣの日に来賓席に招待された時にしていった、馬柄のネクタイを探したのであった。会社関係では使わないネクタイだし、せっかく買ったのにこういう機会じゃないと使うこともないので。ちなみに、mixiのプロフィールの写真で私が写っているヤツではそのネクタイをしている（あの写真じゃ柄までわからないけど）。ただし、撮影した場所は来賓席ではなく西門の飲み屋だが（笑）。
その馬柄のネクタイを見つけたらしわくちゃだったのであわててアイロンがけ。アイロンすることじたい考えてみれば久しぶりだ。ワイシャツは形状記憶シャツしか買わないし、スーツはよれよれになるとクリーニングに出しているので自分ではアイロンは緊急時以外かけない。私服ではそもそもアイロンが必要な服を持ってないし。
というわけで今日は朝から競馬場に。Ｍさんと合流して、まずはＭさんの出資馬が２Ｒに出走ということで１Ｒの観戦はパスして２レースのパッドックを観ようと言ったのだが、何故かＭさんはパドックとは逆方向に向かっている。パドックを観るという時点で既に馬主専用エリアに向かっていたのである。そして地下馬道を通ってパドック裏へ。馬が間近で見える。それはいいのだが、妙に緊張した。別に馬が暴れだして蹴られるのではないかと思って身構えてたわけではない。馬主・関係者エリアの雰囲気に慣れていないのである。スタッフの邪魔にならないような場所に立たなきゃならないと思ったのだが、じゃあどこに身をおけばいいのかというのが勝手がわからなかったし、周りはお偉方ばかりである。私の様な「灰色のオヤジ予備軍」がここにいていいのか？？慣れの問題だろうが、初めてなので緊張する。パドックわきの関係者出入り口から外に出た時は、正直呪縛から解かれた気分だった。
そして２レースは馬主席ではなくゴールのまん前から観戦。Ｍさんの愛馬シルククレヴァーは惜しくも３着。それなりに人気なので単勝しか買ってなかったが、ぐりぐり１番人気の馬が馬券圏内から消えてシルククレヴァーの複勝が8.9倍も付くんだったら複勝も押さえておけばよかったよ。３着以内に入る確率は90%以上だと思ってたのに。
その後馬主席に。意外に空いてる。座席自体はＡ指定席の様な感じだった。ただし立地条件はＡ指定席以上である。ゴールに近いし、高い階にあるため向正面もちゃんと見える。府中は内馬場の襷コース跡に馬券売り場ができてから向正面が観づらくなり、世界一のターフビジョンができてたらそれに追い討ちをかけるようになったのだが、久しぶりに向正面もちゃんと観たような気がする。モニターではなく生で。
さて馬券成績の方であるが、ユニコーンＳは的中*2。ただし買った中で一番安いのが来たが。先週に引き続き土曜の重賞は的中か。そして東京最終が終わった時点でプラスマイナスゼロとなっていた。全くの偶然。東京最終レースは当たったのだがトリガミ。それで10円の狂いも無くプラスマイナスゼロになる様な配当が結果的に付いたのである。最終を外してプラスマイナスゼロということはよくある話だが（その日の勝ち分を計算してその額だけ馬券を買えばそうなる）、最終を当ててその日のトータルがプラスにもマイナスにもなっていないなんて芸当はそうそうできるものではない。
残るは中京最終のはくぼレースのみ。これが当たればトータルプラスだし、外れればマイナスだ。馬主席を後にして横断幕を撤収し府中本町駅方面に向かって歩いていたら中京最終の払い戻しが場内で発表された。立ち止まって振り返りパドックのモニターで確認したところ、中京最終レースは外れていることが判明(T_T)。案の定である。一日トータルマイナス1000円が確定した。
その後府中本町駅でＭさんご一行とわかれ*3、一旦帰宅。そしてその後私服に着替えてから行った第２ラウンドのパチンコで３万円近くの勝利。パチンコ行く暇があったら原稿書けよと言われそうだし、本人もそう思っているのだが、図書館に本を返しに行ったら帰り道にパチンコ屋があるのだからしょうがない。何となく今日は勝てそうな気がしたので。
