昨日盛岡競馬場で行われたＪＢＣレディスクラシック（JpnI）で出資馬のサンビスタが見事に勝利を収めました！私の出資馬のＧＩ出走はこれが三度目だが、これが初のＧＩ制覇だ。
当日は日帰りで盛岡までいってＪＢＣを観戦してきた。ＪＢＣは３つのJpnIが同一競馬場で同日に行われる「日本版ブリーダーズカップ」なのだが、もちろん私の心のメインはＪＢＣレディスクラシックだ。
サンビスタは８月に門別で行われたブリーダーズゴールドカップで１番人気のワイルドフラッパーを破り念願の重賞制覇。先月行われたＪＢＣレディスクラシックの前哨戦である大井のレディスプレリュードではそのワイルドフラッパーに敗れ２着だったが、今回もその宿敵のワイルドフラッパーと同じレースを走ることとなった。この２頭の一騎打ちムードが漂っていた。馬券の方もこの２頭が１着２着になる前提で三連単を買っていた。
盛岡競馬場のスタンドでレース直前に隣に座った爺さんが話しかけてきた。「あんたどこから来たの？」と聞かれて「東京から」と答えたら「やっぱり、他所から来たんだな。この辺じゃ見かけないもんな。」と話しかけてきた。盛岡競馬場では常連客はみんなこの爺さんと顔見知りなのか（笑）。そこで、その爺さんに、一口馬主をやっててサンビスタという出資馬がレディスクラシックに出るので応援に来たという話をした。
さて、レースである。サンビスタは今回はいつもより前に付けて、１番人気のワイルドフラッパーのちょっと前に付けていた。先に仕掛けたのはワイルドフラッパーで、直線で一旦先行を許したが、サンビスタは外に持ち出して力強く差しきった。念願のＧＩ制覇である！
直線ではゴール直前までワイルドフラッパーとの一騎打ちだったが、ゴール寸前でトロワボヌールが強襲して来て２着となった。ワイルドフラッパーが２着のままなら馬券の方も三連単的中だったが、最後の最後で馬券はハズレとなった。
ゴール直前でトロワボヌールが差して、獲ったと思った馬券が外れてガクッと来ていたら、前述の爺さんに「おめでとう」と言われて我に帰った。馬券は外れてしまったが、とにかくサンビスタが勝ったんだ。出資馬が初ＧＩ制覇だ。ＪＢＣ３レースの中で最も賞金の安いレディスクラシックだが、とにかくJpnIを勝ったのだ。
2014/11/3
盛岡8R 曇 重 「JBCレディスクラシック・JpnI」 ダ1800・牝
1:49.3 優勝/16 55岩田康誠 474(-2)
好スタートを切ると、スッと好位へ。手応え良くレースを進め、勝負所でワイルドフラッパーが動いてもじっと我慢。直線を向いて満を持して追い出すと、力強く脚を伸ばし、見事レコードで快勝した。「馬が落ち着いていましたし、ゲートもスムーズに出てくれたので楽に良い位置からレースをすることができました。最後は本当に強かったですね。1戦ごとに力をつけていたので、ここもチャンスがあると思っていましたが、勝つことができて良かったです。北海道で乗せてもらった時と比べて硬さがなくなっていますし、まだまだこれから頑張ってくれますよ。今日はどうもありがとうございました」(岩田康誠騎手)
ユニオンに入会して初めて出資した馬がＧＩ制覇。しかも一口馬主出資馬通算でも初のＧＩ勝ち。そもそもユニオンに入会したのはサンビスタに出資したかったがためであるので、感激もひとしおだ。
サンビスタを勝利に導いた岩田騎手は勝利騎手インタビューで盛岡のファンの皆さんに一言と言われて「次のレースも頑張ります。馬券買って下さい。」と言っていたが、次のレースであるＪＢＣスプリントでは岩田騎手騎乗のドリームバレンチノが勝利を収めた。本当に勝っちゃうんだから凄いよな。ちなみに、ＪＢＣレディスクラシックが発馬時のアクシデントがあってスタートが遅れたが、次のレースは定刻通り発走だったため時間的な余裕がなく馬券は買えなかった。まあ、買っていても外れていたが。
ＪＢＣクラシックはコパノリッキー、クリソライトの２頭軸で三連複を勝ったが、３着に２番人気のワンダーアキュートが来て安い配当のため獲りがみ。せっかく盛岡に来たんだからめったに見れない地方の芝レースも見ようと勝負した最終レース秋嶺賞もトリガミだった。この日の馬券成績はこのトリガミ２つだけが的中。しかし、馬券はマイナスだったものの、サンビスタがＪＢＣレディスクラシックを勝ってくれて、金銭的にも精神的にもプラスだった。盛岡まで行った甲斐があるよ。
なお、サンビスタはユニオン所属馬としては３頭目のＧＩ馬だが、サンドピアリス、サマーウインド、サンビスタと、ユニオンでＧＩを勝った馬は全て「サ」で始まる馬名である。ユニオンでＧＩを勝ちたきゃ「サ」で始まる馬名を付ければいいってことか（笑）。
