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日々の雑記帳

指輪物語

 J・R・R・トールキン原作の小説「指輪物語」の映画版
「ロードオブザリング」を見に行った。正確にいうとロード
オブザリングは3編ある「指輪物語」の中の第1編の「旅の
仲間」の映画版である。ちなみに私が小説版を読んだのは高
校1年のころだ。

 この指輪物語であるが、原作は20世紀を代表する名作だ
が日本語版の訳の翻訳があまり評判がよくない。読みにくい
という評判である。アラゴルンが正体を明かす前の仮の名前
(ストレイジャー)が小説だと「馳男」となっているが映画
のテロップだと「韋駄天」と訳されていた。やはり「韋駄天」
のほうが訳しかたとしていい。物語の舞台となっている土地の
名前ミドルアースのことを「中つ国」と訳してあるのは相変
わらずであるが。これはミドルアースとそのまま表記すべきだ。

 映画ロードオブザリングは日本語吹き替え版と字幕スーパ
ー版があるが、小説を読んだことのある身としては迷わず字
幕スーパー版を選んだ。もともと海外映画は吹き替えよりも
字幕スーパーのほうがオリジナルのもつ雰囲気がそこなわれ
ることが少ないので好きであるが。

 それにしても私の場合小説を読んだりして予備知識があった
のですぐにとけ込めたが、ホビットというトールキンの作り出
した架空の種族に関する知識がなかったりする人がいきなり
あれを見て理解できるのかどうかが不安である。

 指輪物語の第2編(2つの塔)以降は今後上映予定だそうだ
が本当に出てくるのだろうか。高校の時に日中合同制作(こう
いうのって日本が金を出し中国が実質的な制作担当をすること
が多い)映画の三国志を見にいったら赤壁の戦いで終わってし
まい続きは今後制作予定といわれていたが、上映されたという
話は聞いたことがない。指輪物語は最後まで完結して欲しいも
のである。映画化不可能と言われていたものがあれだけの映画
になったのだから。(それにしてもよくホビットという小人役
の俳優があれだけ集まったものだ。)