関東オークスは白毛馬ユキチャンが8馬身差の圧勝劇を演じた。6/16に書いたとおり武豊騎乗ということで過剰人気になるだろうから、他の馬の単勝で馬券勝負をしていたのだが、そのユキチャンが勝ってしまう。
しかし、馬券的なことは抜きにしていいレースだったな。生では見られずに南関のホームページの動画で見たのだが、金子服の白毛馬の独壇場だった。しかも、ナイター開催だったため、ナイターのライトアップに白い馬体がよく映えていた。
ユキチャン、白毛馬初の重賞V!
18日、川崎競馬場で行われた第44回関東オークス(3歳牝、交流GII・ダート2100m、1着賞金3200万円)は、武豊騎手騎乗の2番人気ユキチャン(牝3、美浦・後藤由之厩舎)が、好位追走から早めに先頭に立つと、直線では後続を突き放し、1番人気プロヴィナージュに8馬身差をつけて圧勝した。勝ちタイムは2分14秒7(良)。さらに4馬身差の3着に5番人気ブライズメイトが入った。
勝ったユキチャンは、父クロフネ、母シラユキヒメ(その父サンデーサイレンス)という血統の白毛馬。全兄にJRA現3勝のホワイトベッセル(牡4、栗東・安田隆行厩舎)、半兄にシロクン(父ブラックホーク)がおり、母と兄は全て白毛。
昨年7月8日のデビュー戦(福島・芝1200m)は2番人気に推されるも14着と敗れたが、5か月の休養明けで臨んだ未勝利戦(中山・ダート1200m) で初勝利。約4か月ぶりとなった今年初戦のミモザ賞(500万下、中山・芝2000m)で2勝目を挙げ、前走のフローラS(GII)は7着。オークス (GI)を除外となり、ここに臨んでいた。通算成績5戦3勝(うち地方1戦1勝、重賞1勝)。
白毛馬の重賞制覇は中央・地方通じて史上初の快挙。クロフネ産駒は昨年のホワイトメロディーに続く2連覇となった。
【武豊騎手のコメント】
http://www.netkeiba.com/news/?pid=news_view&no=29141&category=B
「アイドルホースだったので今日は緊張しました。ただ可愛いだけじゃなく、強い姿を見せられてホッとしています。パワフルで、お父さんのクロフネに走りが似ていますね。これからも応援してください」