私は27年ほど一口馬主をしてきたが、馬だけではなく城も一口城主となった。
昨年、ふるさと納税で私の出身地の弘前市に寄付して、使途を「弘前城の石垣大修理」に指定したところ、弘前市役所から「城主証」が送られてきた(返礼品とは別便で)。
ふるさと納税で「石垣普請応援コース」に1万円以上寄付すると一口城主になれるそうだ。城主証を貰える以外の特典は石垣に関するイベントのご案内が送付される予定な模様。弘前城の本丸エリアの入場料収入の一部がもらえるわけではないようだ(笑)。
ふるさと納税は故郷やお気に入りの自治体に寄付できたり返礼品をもらえたりするだけではなく、(その自治体が指定した事業に限るが)寄付金の使い道を指定できるところが良い。もちろんふるさと納税だけで事業資金が足りない場合は通常の税金が投入されることになるだろうが、それでも「その事業を応援してます」というアピールになる。
弘前城は全国に12箇所しかない現存天守。弘前城の近くで育った私は、子供の頃は「天守閣なんて城下町ならどこにでもあるだろうから全国に数十箇所はあるんじゃないの」と思っていて、その希少価値を知らなかったが、現存する天守閣が日本に12個所しかないことを知って貴重な文化遺産だということを後に知った。その文化遺産を守るためにふるさと納税で石垣の大修理に寄付することにしたのである。
弘前城というと桜の名所として全国的に有名だが、弘前を訪れることがある人は、ぜひ江戸時代に建てられたものがそのまま現存する天守閣にも注目してもらいたい。