今日はみどりの日ということもあり、サイクリングを兼ねて調布市深大寺にある神代植物公園まで行ってきた。みどりの日は入場無料ということもあり、毎年恒例化しつつある(ただしこの日に東京にいる年限定)。その時は快晴とまではいかないものの、天候は良好で快適に楽しめた。昼食は深大寺そばでも食べようかと思ったが、ゴールデンウイークということもありどこの店も行列ができており、また、その後競馬場に行くには時間が足りなくなっていたこともあり断念。
というわけで昼食も取らずに深大寺から東京競馬場に自転車で直行。私の自宅からは最も遠い門でありめったに利用することのない東門に自転車を止めて東門から競馬場に入場した。
東門の近くでは移動店舗が富良野メロンパン(ちゃんとメロンが入っていてメロンの味がするメロンパン)を買って食べたらすぐに第9レースだった。というわけで第9レースを4コーナー近くの井田是政の墓の正面あたりで観戦。事前にネットで買っておいた馬券は外れた。
その後、メモリアルスタンドとフジビュースタンドの間の通路を歩いていると、通路に架けられた天井から突然バンバンと音が聞こえてきた。トタンに石をぶつけた時のような音が連続的に聞こえている。何かと思ったら、上空から氷の粒が降って来ている様だ。いわゆる雹(ひょう)である。
さっきまで暑かったのにいきなり雹が降ってくるとは予想外だ。もう5月なのに。家を出た時は天気は良かったが、天候が崩れて雨になる可能性は想定内だった。しかし、この温暖な季節に雹が降ってくるなんて思ってもいなかった。
府中にひょうが降っている。
すでに東京第10レースの本馬場入場は終わっていた。本馬場入場中に雹が降り始めたらしい。第10レースは天候調査のため発走が遅れると場内アナウンスがあった。そこでのんびり構えてたら、馬券発売の締切は定刻通り(本来の)発走予定時刻の2分前だったらしく、馬券は買えなかった(結果的には買えても買えなくても関係なかった)。
雹はしばらくすると雨に変わっていたが、雷を伴う豪雨だ。そのうち新潟メインの邁進特別が実況された。ターフビジョンの映像で見る限り新潟は天気が良さそうだ。さらに、京都メインの京都新聞杯も定刻通り行われた。その後、雨が小降りになってきた頃に、「東京競馬第10レース以降は競走を取りやめ」とアナウンスされた。雨も普通に競馬ができるぐらいの小降りになったし、寒い季節ではないので雹もすぐに融けて積もっていないので「何で?」と思ったが、芝コースに降った雹は完全に融けてはおらず安全な競馬ができないからだそうである。
指定席券を持っている人は料金を返還し、駐車場利用者にも駐車料金を返還するそうである。そして、入場者には1年間有効の「非常用入場券」が配布された。非常用入場券は入場券の半券と引き換えられる筈であり、私は回数券で入場していたのでどうすればいいかと思ったが、その旨を申し出ればいいそうである。実際は門を出る時に何も見せなくても、何も言わなくてももらえた。
今日の10レース以降は代替開催(続行競馬)が行われると思ったのだが、代替開催は無しだそうである。
大粒のひょうで東京競馬が10R以降中止 プリンシパルSは12日・東京10Rに
JRAは4日、東京競馬の10~12Rを、天候不良のため中止すると発表した。10R・メトロポリタンSのパドック周回時から1センチほどの大粒のひょうが降りだし、出走各馬が返し馬を行ったものの、安全な競馬を行うことが困難と判断されたため。
なお、メトロポリタンS、12Rの4歳上1000万下は代替実施されないが、ダービートライアルのプリンシパルSは、12日(日)の東京10Rに行われる。
https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=154611
プリンシパルSは来週行われることになったが、来週だと日本ダービーまで中1週である。さすがに中1週でダービーに出て勝ち負けになるのは厳しいだろうから実質的にはトライアルの役目を果たさない可能性が大きい。
というわけで令和最初の東京競馬は散々だった。第9Rから最後まで4レース観戦するつもりで行ったのだが、結局第9Rだけしか見れなかったし。しかし、変な季節に雹で途中中止というめったにない事態を現場で迎えられたり、非常用入場券というレアアイテム(笑)をもらえたりと貴重な体験はできたのでネタとしては良かった(のか?)。