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日々の雑記帳

金沢&園田旅打ち紀行

 今週は夏休み。8/9~8/11 つまり昨日まで旅打ち旅行に行ってきた。

 今回の目的は、まだ行ったことのない地方競馬場に行くこと。というわけで金沢と園田に行ってきた。
 結果的に国内で行ったことのない競馬場は佐賀競馬場だけとなった。全国制覇までリーチである。また、行ったことのない都道府県は6県(福井、岡山、鳥取、島根、宮崎、鹿児島)だけとなった。石川県に行ったことで経県値も稼ぐこととなったので。

8/9(火)

 この日の目的地は金沢競馬場。朝、府中本町から快速むさしの号(途中で埼京線に乗り入れて大宮まで直通する府中本町発の武蔵野線)に乗って大宮まで行き、大宮から北陸新幹線で一気に金沢へ。北陸新幹線が開業したおかげで自宅から乗り換え1回で3時間ちょっとあれば金沢まで行けるとは便利になったものだ。

 そして金沢駅で送迎バスに乗って金沢競馬場へ。30分ほどで着いた。金沢競馬は通常火曜日と日曜日の開催される。私は夏休みであるが世間一般では平日なので、客層はいかにも平日の昼間開催の公営競技場といった感じだ。つまりジジババばっかりだった。日曜だともっと若い人もいるのだろうが、この日は「これぞ地方競馬」という趣のある客層だった。

パドックの掲示板は手動のパネルだったが、2階から見ると川が見えるいい景色だった。いや、川に見えたのだが、あとで地図で確認すると川北潟、つまり陸地に入り込んだ海の一部なのかもしれない。

https://www.instagram.com/p/BI32D2MDb5K/
川が見えるパドック。

 金沢競馬場ユニークなサービスというと「血圧計を使わせてくれる」ということ。競馬場で血圧を測ることになるとは思わなかった。せっかくだから測ってみた。ちょっと高めだけどこないだ受けた健康診断の時よりはマシかな。しかし、何故に競馬場で血圧計?レースで興奮して血圧が上がる人がいるので検査できるようにしてるのか??

 肝心の馬券の方はというと、安い馬複が1つ当たってノーホーラだけは免れたものの散々な成績だった。

 この日のメインは読売レディス杯という重賞。南関から遠征してきたサウスヴィグラス産駒のケンブリッジナイスを本命にするも、結果は園田からの遠征馬2頭で決まる。1番人気のトーコーヴィーナス が勝ちアルカナが2着。アルカナは私の本命馬と同じ枠だったから枠で買っておけば当たったのに…。

 金沢競馬場の大型モニターと着順掲示板はよく見たら瓦屋根が付いていた。北陸の小京都と言われる史跡の多い街らしい趣向をこらしたものである。

https://www.instagram.com/p/BI4Y_Tijtl-/
よく見ると大型モニターと着順掲示板に瓦屋根が付いてるのか。


 夜は繁華街の片町にあるスマイルホテル金沢に泊まった。ホテルでサービス券をもらったので、夕食兼晩酌は寿司居酒屋 くず葉本家というところに行った。ここで幻の魚というノドグロの塩焼きを頼んだ。東のキンキ、西のノドグロと言われるぐらいの高級魚らしく、キンキ並みに旨かった。単品でいくらなのかは聞かなかったが、会計時の総額は結構かかってた。ネットで調べたらコストパフォーマンスのいい店ということだったのに。でも、ノドグロが旨かったから値段並の価値はあったけどね。それに東京でノドグロを食べるとこんなものじゃ済まないだろうし。

8/10(水)

 この日は競馬はお休みで一日金沢観光。旅打ちなのだから「打ち」の方ばかりではなく「旅」の方もしないとね。金沢のような観光資源の豊富な街に来たのだから競馬だけじゃなく観光もしないともったいないし。

 まずはホテルから歩いていける金沢城公園に行った。城といっても天守閣があるわけでもないが、さすがは加賀百万石の雄藩のお城である。広いエリアに石垣は残っていて、また、結構広くて高低差に富んでおり、普通に公園としては楽しめた。

https://www.instagram.com/p/BI6VJATDbHY/
本丸からの眺め。ちなみに本丸には天守閣も櫓もない。

 本丸が金沢城の中心だったのは江戸時代の初期だけだったそうだ。前田利家の時代に天守閣を設けたけど焼失し、その後三層櫓を建てたが1631年にこれまた消失し、以降は二の丸が城の中心となったそうである。

 丘を下った平地には玉泉院丸庭園という日本庭園が設けられていて、ここも絶景だった。

https://www.instagram.com/p/BI6ZVpOjZxy/
先ほどと反対側から見た庭園。石垣を背景にうまく利用している。


 金沢城の次は隣接している兼六園を散策した。金沢といえば日本三大庭園の一つの兼六園だ。せっかく金沢に来たのだからそこに行かないという手はない。ちなみにこちらは入場料が310円ほどかかる。

 兼六園はとにかく広い日本庭園だった。おみやげ屋で黒ゴマソフトクリームを食べた後、あちこち歩きまわる。とにかく広いので全体を回るには軽く1時間はかかる。

https://www.instagram.com/p/BI6lvLvDiM4/
池と浮き島

https://www.instagram.com/p/BI6mDl1jwM-/
草原と木と庵

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池の鯉

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展望台からの風景

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石灯籠と滝

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「虎石」だそうだ。虎の形をしているということよりも、このデカい石を跨ぐように松が生えていることが凄い。

 主な写真のみ挙げたが、金沢城兼六園の風景はアルバムを作成したので、興味のある方はそちらをどうぞ。

 兼六園の後はバスに乗って 妙立寺、通称忍者寺へ。忍者寺とは言うものの、忍者はいなかったらしい。江戸時代に建前上は前田家の祈願所として建てられたお寺だが、石川城の出城も兼ねていたそうで、敵に狙われた時に身を守るためにありこちに色々な仕掛けが施されている。
 ネットで調べたらおすすめの観光スポットらしいので行ったのだが、拝観料を千円とられる上にガイドさんが同伴じゃないと中に入れないそうである。見学には予約が必要だそうだが、予約していない場合は、インターホンで受付の人と話すと見学可能な時間を教えてくれて予約できる。見学時間まで待たされたので、向かいの団子屋で団子を食べながら待機。

この忍者寺についてはNAVERまとめに「まるで秘密基地!キテレツ怪奇な造りの『忍者寺』でワクワクが止まらない」という記事を見つけたので、詳しく知りたい方はそちらをご覧になってみると良いだろう。

 見学時間となり、40分ほどかけて中を見学。なるほど、迷路みたいな構造だ。落とし穴とかもある。これは案内なしで自由見学だと絶対迷う。ガイド無しの見学が認められていないのは納得できた。


 その後、ホテルに荷物を取りに行った後、金沢駅へと向かった。金沢からサンダーバード号に乗って大阪へ。大阪では梅田にある大阪新阪急ホテルに泊まった。阪急梅田駅から徒歩0分の好立地条件。翌日園田に行くので阪急の駅の近くは非常に便利だ。園田競馬場阪神競馬場、その他阪急沿線にある施設に行く予定の方はぜひ利用してみよう。

8/11(木)

 ホテルのチェックアウト時刻が12:00と普通のホテルよりも遅いので、朝食を食べた後は部屋でシャワー浴びたり本を読んだりネットサーフィンをしたりと11:00過ぎまでまったり。朝飯のバイキングで食べ過ぎて動きづらかったのもあるが(笑)。

 というわけで午後から園田競馬場へ。園田は「兵庫県競馬」が行われる競馬場であり、当然兵庫県内にあるのだが、梅田から10分程度で園田駅に着く。市外局番も06だし実質大阪市内の様なものだ。だからこそ集客力があるのだろう。

 園田駅からバスに乗り園田競馬場へ。これで日本の現存競馬場で行ったことがないのは佐賀競馬場だけになる。ちなみに園田といえば私のような古い競馬ファンには「アラブのメッカ」ということで有名だった競馬場であるわけだが、今はアラブのレースは行われておらず、全てサラブレッドの競走である。

 園田競馬場ではプリキュアショーが行われていた。

https://www.instagram.com/p/BI9INyPDW8U/
実写版プリキュア

 地方競馬場のイベントというと売れなくなった元売れっ子歌手とか昭和テイストたっぷりなものが多いのだが、この日は祝日(山の日)ということもあってか、こういう子供向けのイベントが行われていた。

 馬券の方はというと、第6レースのリミテッドC2 3歳以上特別で馬複的中。パドックを見て1番人気の馬の状態がよくなさそうなので、最も状態が良く見えたシスターバリューからその1番人気の馬以外全てに流したらドンピシャで決まった。
その後は順調に(?)外れ続けたのだが、最終レースで安い馬複を当てて、この日の園田の収支はどうにかプラスに持っていけた。

 しかし、園田はプラスだったものの「第2ラウンド」で溶かしてしまい、この日の収支はマイナスだった。

 第2ラウンドとは門別のグランシャリオナイターである。もちろん門別競馬場まで行ったわけではない。物理的に不可能だ。帰りの新幹線の中で、楽天競馬で馬券を買い、ネット中継で観戦していたのである。私はグリーンチャンネルWebの会員なのでグリーンチャンネル地方競馬中継で観戦していたのだが、グリチャがなくても地方競馬ライブでリアルタイムでレースを観ることができる。ネットに繋がればそこは馬券売り場。世の中便利になったものだ。

 この日のメインはブリーダーズゴールドカップGIII)。一昨年は私の出資馬サンビスタが優勝し、我が出資馬初の重賞勝ちとなった想い出深いレースだ。昨年もサンビスタが出走し、僅差の2着。両方とも現地観戦していた。今年は新幹線の中で観戦。現地に行かなかったのは3年ぶりだ。
 馬券の方はダート競馬の雄グランド牧場が馬主かつ生産者であり、道営競馬所属時代の主戦騎手である桑村が騎乗するタイニーダンサーを頭として、人気どころのアムールブリエビービーバーレルを2着付けで中央馬に流した三連単フォーメーションで勝負した。
 しかし、レースはアムールブリエが7馬身差を付けての圧勝で連覇達成。昨年はサンビスタとほとんど差がなかったが、今年はそのサンビスタも昨年のJBCレディスクラシックを5馬身差圧勝のホワイトフーガもいない。昨年それらの馬に勝っているのだから、昨年よりもレベルの落ちる今年は楽勝だった。
 タイニーダンサーはだいぶ離されたが2着。ブリーダーズゴールドカップ牝馬限定になって以来3年連続でグランド牧場生産馬が連対した。

 その後の最終レースはこれまた重賞で、2歳牝馬限定のフルールカップが行われた。昨年の勝ち馬モダンウーマンと同じ阿部龍騎手角川厩舎・生産者&馬主グランド牧場・父サウスヴィグラス母父スマートボーイのアップトゥユーを頭軸の馬単流しでエイシンホームランとラブミーファルコン以外全てに流して勝負。あと心情馬券でスマートボーイ産駒のピンナップから人気上位3頭にワイド流し馬券を買っておいた。
 レースの発走時刻直前に新幹線が私の降車駅の新横浜に着いたので、新横浜のホームでタブレット端末にネットライブを流して観戦。勝ったのは人気の一角のピンクドッグウッドだった。なお、この馬も生産者はグランド牧場である。2着は流しの相手にすらしなかったラブミーファルコンが来て馬券は惨敗。本命にしたアップトゥユーは4着と馬券圏内にすら入らなかった。

 とういうわけで、園田競馬はプラスだったものの、門別も入れるとマイナスで今回の旅打ちは終了。新幹線の中でネット投票してネットライブを観るのが旅打ちの範疇に入るのかは微妙だが(笑)。あとは、佐賀はいつ行こうかな?佐賀に行けば全競馬場制覇なのでぜひその偉大な(?)記録は達成したいのであるが。