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日々の雑記帳

今年もばんえい記念を観に帯広へ

 ここ数年恒例となっているのだが、今年もばんえい記念を観に帯広まで遠征に行ってきた。

 いつもはほとんど日帰りでたまに土曜日現地入りで一泊してばんえい記念当日に帰っているのだが、今年は三連休ということもあり、日曜に現地入りして一泊して月曜に帰ることにした。

 今年から薄暮開催ということで、ばんえい記念の発走時刻は変わりないが、1レースのスタートが遅く、ばんえい記念の後に2レース組まれていた。というわけで日曜は昼ごろの飛行機で帯広に行き、特別戦あたりから参戦。もちろんメインはばんえい記念だ。

 馬券の方はインフィニティーからニュータカラコマ、フジダイビクトリー、キタノタイショウ、コウシュハウンカイに馬複流し。インフィニティーはこれが引退レースとなるが過去にばんえい記念を勝っていて近走も4連続連対と好調な割には人気がない。頭としての信頼度はイマイチでも連軸には最適なので軸にした。去年も本命にしたら来なかった気がするが、ここは復活に期待しよう。

 というわけでレースのスタートである。通常のレースと異なり1000kgもの重いソリを曳きながらのレースである。普段なら第二障害途中まではあまり止まらないものだが、出走馬達は小刻みに止まり息を入れる。

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(写真)第一障害


 何度か刻んだ後、馬たちは第二障害に差し掛かる。1トンものソリを曳いているので一気に駆け上がる馬はいない。私の本命インフィニティーはヒザをついてしまったが、どうにか4番目あたりに障害をクリアした。

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(写真)第二障害のインフィニティー


 第二障害を越えた後も、各馬小刻みに息を入れながら進んだり止まったりだ。しかし、ほとんど止まらずに第二障害後一気にゴールを駆け抜けた馬がいた。1番人気のフジダイビクトリーだ。

 そのフジダイビクトリーが勝ち、2着はニュータカラコマ、3着はコウシュハウンカイ。我が本命インフィニティーはそれらに続く4着だ。

 これで私の馬券はハズレ確定だし、馬券圏内の馬の着順は決まった。しかし、観客の大部分はその場を離れることなく、まだ走っている馬たちに声援を送り続ける。馬券とか着順とか関係なく、とにかく各馬の完走を願う、それがばんえい記念だ。

 オイドンがだいぶ離されてゴールした時は、拍手が沸き起こった。しかし、レースはまだ終わっていなかった。第二障害の方を見やるとフクドリが座り込んでいた。しかも後ろを向いていた。これは厳しいかもと思ったが、騎手と係員が必死に馬装を直したりして立て直し、どうにか戦線(といっても相手は既にレースを終えているのだが)に復帰した。既に着順は決定しているのに、大部分の観客は声援を送り続ける。たとえビリでも完走さえすれば勝者と同じくらい讃えられる。それがばんえい記念だ。オイドンがゴールしてから3分後、8:33:6のタイムを残してフクドリがゴール。大きな拍手が沸き起こる。全馬完走だ!

 これだけの熱いレースを観た後だから気抜けしてしまったが、今年は泊まることにしているので残りの2レースも馬券を買って観戦。しかし一つも当たらずノーホーラ。


 そして翌日月曜日。帯広に行ったら毎回食べるインデアンカレーを食べた後(実は前日の夜も食べていたが)競馬場へと向かう。メインレースまではいれないのだが、結局競馬場に来てしまう。第8レースまで観戦。7レースまで相変わらず一つもあたらず、帰りの飛行機の関係で私にとって最後のレースとなる8レースでどうにか馬複を的中。二日のトータルがほんのわずかだがプラスとなった。

 その後、バスで空港へ向かう。空港の食堂で知人が一生懸命新聞を見ているのを見かけたのだが、その人は最終レースの三連単を当てたそうだ。私は目の前でやってるレースしか馬券を買わなかったが、帯広を離れる直前まで勝負している人もいるんだね。見習わなきゃ…って私が同じことをやるとせっかくのプラス収支を溶かしてしまう可能性大だけど。

 というわけで、今年も感動的なばんえい記念を見れた。ばんえい記念自体は外れたものの一応収支プラスとなり(ただし空港と競馬場の間のバス代片道分しか儲かってない)、充実した旅打ちだった。来年はまだ日程を確認してないが、また日帰りになるのかな?