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日々の雑記帳

シルクタロー引退へ

 昨日、シルクホースクラブより封書が届いていた。その封筒を開けてみると文書が1枚入っていた。その文書には「シルクタロー号の引退のお知らせ」と書かれていた。即日引退というわけではないが来年1月末を目処に引退をするそうである。

 シルクタローはまだ4歳。ばんえいの馬にしては若いほうだ。私がばんえいファンドに出資したのは、ばんえい馬の場合サラブレッドと比べて高齢まで活躍する馬が多く、長い間楽しめるからという理由もある。ばんえいの場合は障害を越える際の駆け引き的な要素も大きいので、年を取るにつれて活躍する様になる馬も多く、今は調子が悪くても今後の活躍に期待していただけにまさに青天の霹靂である。いや、正確にはTwitterでフォローしている複数の出資者の方のツイートを見て封書を開ける前から分かってはいたのだが、少なくとも昨日の午前中の時点では全く思ってもいなかった。

 その知らせを聞いた時は非常に納得できないものがあったのだが、文書をよく読んでみると(無念さは治まらなかったものの)まあ仕方ないかと思った。現在、シルクタローの格付けはC級なのだが、ばんえいの番組規定によりC級格付けは4歳までであり、5歳馬以上はB級の格付けになるそうである。そして、来年4月からは現状のままでもB4クラスに格付けされるそうである。そりゃC級で惨敗続きならしょうがないよな。現条件では上位進出の可能性はあっても、B級になると勝負にならない可能性が高いのである。中央馬の場合だと未勝利を勝てない様な馬を未勝利が無くなった後も中央で走らせるという様なものだ。出資者としてもそんな馬に預託料を払い続けるのは正直厳しい。

 デビュー戦を圧勝した時は、これは今後も楽しみだという気持ちで一杯だったが明け5歳になって早々と引退となるのは残念だ。個人的に一番シルクタローのレースで感動したのは昨年の3/12のレース。あの東日本大震災の翌日である。頭の中がまだまだパニック状態の中でインターネット中継を見ていたのだが、シルクタローはそのレースで勝利を収めた。一口馬主クラブとはいえ被災地である福島の会社が馬主の馬がそこで勝ってくれたというのには非常に感動した。

 そのシルクタロー号が来月一杯で引退。まだまだ若いのに切ないな。