先日このブログで書いた通り、今日から北海道&東日本パスを使って北の方へ遠征中。
遠征の計画はこちら。ただし、行き当たりばったりな旅行のため計画は変更になる可能性あり。
今日の目的地は盛岡。ただし、最短距離で盛岡に行くのではなく、途中高崎に行って夏の臨時列車SLみなかみ号に乗って両毛線経由で遠回りして盛岡まで向かった。
朝早く府中の自宅を出発して快速むさしの号で大宮まで向かう。大宮では盛岡の方向である東北本線には乗らずに高崎線で高崎まで向かう。
高崎駅に着くと、SLみなかみ号のホームには客車だけが待機していた。そして、先頭の客車の更に前の空いたスペースには人だかりができていた。しばらくすると蒸気機関車が入線してくる。先にホームに客車だけ入線させて、機関車は後から登場という演出らしいが、どうやって客車をホームに運んだんだろうか?結局二度手間な様な気もするな。
蒸気機関車が煙を噴きながら後ろ向きに走って来て、客車に連結される。子供の頃公園に静態保存されている蒸気機関車を見たり中に入って遊んだりしたことはあるが、動いている蒸気機関車を見るのはこれが初めてだな。石炭が燃える煙の匂い。このノスタルジックな香りがたまらない。
そして、客車へと乗り込む。SLを見にたくさんの人がホームにやってきていたが、みんながみんなその列車に乗るわけではなく、見物だけという人も結構いた。私はせっかくだから乗ってみようと思って乗ってみたのだが。今回乗ったのは高崎−新前橋間のわずか13分の間だけ。本当は水上まで乗りたかったのだがそうすると普通列車乗り継ぎではこの日のうちに盛岡には着かないので一区間だけの乗車とした。そのために指定席代を払ったのだが全席指定の列車のため仕方ない。
SLが走り出すと客車の窓からも機関車が噴く煙が見える。民家の立ち並ぶ中、蒸気機関車が真っ黒な噴煙を吐きながら駆け抜けていくが、沿線の住民はどう思っているのだろう?しばらくして線路沿いが民家ではなく田んぼになったら何故か煙が出なくなった。むしろ至近距離に民家が無いところの方が思う存分煙を噴いてもいい様なものだが皮肉なものだ。
そして新前橋駅でSLみなかみ号を降りる。しばらく停まっていたので携帯で撮った写真をレトロ調に加工してInstgramにアップしておいたのがこれ。高崎駅ほどには人だかりはできていなかった。
その後は両毛線に乗り換えて小山に向かい、その後東北本線で宇都宮、黒磯、郡山、福島、仙台、一ノ関と乗り継ぎ午後9時過ぎに盛岡に到着。郡山まではほとんど移動だけで乗り継ぎ時間が終わってしまうというタイトな乗り換えスケジュールだった。郡山でもそれほど時間はとれず、昼食は家から持ってきたカロリーメイト。仙台で若干時間があったので夕食に立ち食いそばを食べる。
遠回りしたせいもありほとんど移動で丸一日終わってしまったが、乗り放題のきっぷを持っていたのでこういう乗りつぶしの旅もいいだろう。盛岡にいく途中にどこかに観光で寄ろうといろいろ検討した結果、せっかく乗り放題きっぷでいくのだからとSLに乗りに行くのを思いついたんだし。
明日の予定は盛岡競馬場でクラスターカップ観戦。夜は青森に移動して夜行の急行はまなすに乗り込み苫小牧まで行く予定。指定席を取れなかったのが痛いが自由席を確保できるだろうか?