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日々の雑記帳

幻のウイニングラン

 今日は我がホームグランド東京競馬場の今年最後の開催ということもありジャパンカップを観に行った。結局今年は台風で中止になった日の代替開催として月曜日に行われた日を除くと府中開催は全て観に行ったな。体調不良でメインだけ観て帰った日もあったけど。

 そのジャパンカップだが、これを読んでる人の大半はすでにご存知だと思うが、1位入線がブエナビスタ、2位入線がローズキングダムだが、ブエナビスタローズキングダムの進路を妨害したということで降着となり、1着ローズキングダム、2着ブエナビスタという結果になった。

 そんなジャパンカップだったが、勝った(と思われた)ブエナビスタの手綱をとったスミヨン騎手がウイニングランをした時に、鞭をスタンドに投げ入れた。

 そして、その鞭は私の4mぐらい横に落ちた。

 走っていけば落下するまでの間に取りにいけそうな距離だ。ただし人が密集していて混んでいたので走って取りに行くのは自重した。特に落下点の方向には子供連れが居たし。

 しかし、その後長い審議の末ブエナビスタ降着が決定。スミヨン騎手のウイニングランが幻のウイニングランとなった。あの時鞭を拾いに行ってれば、その鞭はある意味貴重品となったかもしれない。単なるGI勝利の記念品ではなく、おそらく今後も語り継がれるであろう幻のGI勝ち馬で使用された無知なのだから。そう思うと取りに行けば良かったかな。タイミング的に間に合ったとしても多くの人がいたので私がその鞭を手に入れることができたとは限らないのだが。


 結果的にJC勝ち馬となったローズキングダムはあの有名なローザネイ一族の橋口厩舎の馬であり、GIで2着や3着が多いが勝てないような一族だ。馬が本能的に前に1頭置いてゴールしなければならないと思ってるのだろうか、逃げても差しても相手が強くても弱くても2着か3着という様なジリ脚血統である。一応ローズキングダムは2歳戦ではあるが朝日杯FSを勝ってるので一族の他の馬をリードしているということになるが、やはり3歳以降のレベルの高いGIでは2着止まりだった。そういう芸風だ。それが今日のJCで一族悲願のGIを勝利。ただし2位入線で先着馬が降着したという形で。後味は悪いし素直には喜べないかもしれないが、逆に言うとそれがローザネイ一族らしいといったところか。

 ちなみにブエナビスタは昨年のエリ女(2位入線3着)に続いてGIで2回目の降着である。2度の降着を喰らいながら2度とも被害馬が健闘しており馬券圏内に収まってるというところが悪運の強さなのだろうか?