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日々の雑記帳

DRUG

 私の出身高校のホームページを見ていたら、年間行事予定表の中に
「薬物乱用教室」なるものがあった。私が在学中の時はそのような行
事があったという記憶が無いが、いったいこの「薬物乱用教室」なる
ものは何をするのだろう?学校公認のマリファナパーティーなのか?
それとも「薬物」の入手方法や使用方法、事後処理の際の注意点等を
専門講師が親切丁寧に指導するのだろうか?「正しい乱用のしかた」
とか(笑)謎である。

 ところで最近になって以前買った「アマニタ・パンセリナ」(中島
らも著)という本を読んでいる。「おらくたまにしか書かない日記」
時代に日記内でその本を紹介したが、おそらくこの日記の読者の中に
覚えている人はいないだろう(そもそもあの当時(96年3月)から読ん
でいる人もほとんどいなさそうだ)。表紙の絵は森の中に生えたキノ
コの周りで小人達が戯れている絵。この絵を見た時は、その本はファ
ンタジーものの小説もしくはメルヘンチックなおとぎ話のようなもの
だと思い、「中島らもってこんな本も書くんだ」と思って本を手にし
てみた。そして中を開けて読んでみると中島らもの経験に基づいた
ドラッグ博物誌であった。数行前に書いた感想が180度転換して
「それこそ中島らもらしい本だな」という感想に変わる。
 タイトルの「アマニタ・パンセリナ」は幻覚作用を及ぼす毒キノコ
であるテングダケの学名だそうである。これで表紙の絵の謎が解けた。
ためにならなさそうでためになりそうな本である。