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日々の雑記帳

浦和競馬場初のJBCを現地観戦

 私は府中市内の東京競馬場から徒歩約15分ぐらいの所に住んでおり、一番近い競馬場はもちろん東京競馬場なのだが、2番目に近い競馬場は浦和競馬場である。しかし、その浦和競馬場にはこれまで2回しか行ったことがなかった。ナイターもやっていないしあまり大きなレースもやらないので行く機会があまりない(ちなみに初めて行ったのは2003年の元日)。

 その浦和競馬場で今日始めてJBCが行われた。2014年に我が出資馬サンビスタJBCレディスクラシックにを制した際は盛岡まで観に行ってたが、それ以降毎年JBCを生観戦するために開催競馬場に行っている。2015年から3年間は私の準ホームグラウンドである大井や川崎で開催され、昨年は京都で開催されたが出資馬のクイーンマンボがレディスクラシックに出走ということで遠征して観に行っていた。そして今年は自宅から2番目に近い競馬場である浦和での開催である。これは観に行くしかないだろうということで浦和まで観戦に行った。

 武蔵野線に乗り南浦和駅に着くと、その時点で多くの人がいて混雑していた。さすがはJBCである。その人の流れの大半は無料バスのりばに向かっていったが、バスはどうせ混むだろうからと歩いて競馬場まで行った。

 浦和競馬場に着くとJBCレディスクラシックのパドックが始まっていた。JBCレディスクラシック時点での観客は17546人だそうで、東京競馬場の感覚だとこれは空いているのだが、面積が狭い浦和競馬場ではこれでも人口密度が高く、かなり混んでいた。

 JBCレディスクラシックは枠順に恵まれたモンペルデュとシニスターミニスター産駒のヤマニンアンプリメ、ゴールドクイーンを1,2着として2着に他の中央馬を加えた三連単で馬券勝負である。
 心情的には母父スマートボーイサウスヴィグラス産駒のグランド牧場2騎アップトゥユーとストロングハートを応援しているのだがが、これは流石に厳しいだろう。心情的応援と馬券勝負は別物である。
 レースはモンペルデュが最初の直線で内ラチにぶつかって落馬したものの、残り2頭の狙い馬ヤマニンアンプリメとゴールドクイーンの一騎打ちとなりヤマニンアンプリメの勝利。3着にはだいぶ離れたものの中央馬のファッショニスタ が来て三連単が的中した。50.8倍と三連単にしては安い配当だがどうにか的中。
 モンペルデュに騎乗した戸崎騎手はその後のレースが乗り替わりとなったが、大丈夫だろうか?心配である。

 JBCスプリントは地元小久保智厩舎のノブワイルドの地の利に期待して、ノブワイルドを頭、ミスターメロディ、コパノキッキングを2着付け、2着に他の中央馬を加えて流した三連単で勝負した。
 その3頭の三強ムードであり、その3頭で決まりそうなのだが、3頭とも過剰人気の要素揃ってるのがなんとも。ミスターメロディは芝GI勝ち馬であり、コパノキッキングは藤田菜七子騎乗でスポーツ紙の扱いが大きい、ノブワイルドはTUBEの前田亘輝が馬主と、いかにも素人受けしそうな馬である。その中でダート適性にも騎手の腕にも心配なさそうなノブワイルドを本命にした。あと、普段中央しか観てない様な人はこの馬買わない人が多いという理由もある。
 レースは最後の直線で藤田菜七子騎乗のコパノキッキングが抜け出し、菜七子のGI初勝利かということで場内が沸いたが、外から元中央馬ブルドッグボスが差し切って勝利を収めた。コパノキッキングは逃げるノブワイルドをつぶしに行くために早めに仕掛けてそれ自体は成功したが、それで末脚が甘くなって最後にノブワイルドと同厩舎のブルドックボスに足元を掬われたって感じだった。厩舎二頭出しは人気薄を買えという格言は交流重賞の地方厩舎に対しても成り立つということか。このレースでの小久保厩舎はノブワイルドを逃げさせ、ブルドッグボスは控えて末脚勝負に徹するという使い分けをしてきており、厩舎で勝ちに来たという感じだった。

 最後の大一番JBCクラシックはオメガパフューム、チュウワウィザード、ロードゴラッソの三連複一点勝負とした。ガチガチに堅い馬券である。この3頭以外で惑星視していたアンデスクイーンは前走タイム差なしの2着だったファッショニスタがレディスクラシックて上位2頭から離されて負けた事と戸崎騎手が騎乗できなくなった事から消せるので、堅いだろうが上位3頭の三連複一点で勝負だ。もともとこの4頭の中の3頭で決まるだろうと思っており、その中の1頭が不利な条件が重なったので残りの3頭で勝負である。
 そしてレースであるが、オメガパフューム、チュウワウィザードは激しく勝ち負けを争ったものの、もう1頭のロードゴラッソが不発で7着に敗退だった。というわけで馬券はハズレ。上位2頭の攻防はオメガパフュームが勝ったように見えた。明らかに体制が有利で騎乗しているデムーロ騎手もガッツポーズをしていた。しかし、発表された着順はチュウワウィザードの勝利。写真判定すらなかった。体勢は明らかにオメガパフュームが勝っていたが、ゴールの瞬間の首の上げ下げでチュウワウィザードがわずかに出ていたということなのだろうか?
 ここで3着に来たのが小久保智厩舎のセンチュリオン。小久保厩舎はスプリントを勝っただけではなくクラシックでも3着に来た。ここでも2頭出しだったが、クラシックでは(相対的に)人気の方が来た。

 というわけで、レディスクラシックで稼いだ金をスプリントとクラシックで溶かし、収支はマイナス。最終レースでもう一勝負しようと思って予想していたが、よくわからないレースで結論が出なかったので、最終はやらずに浦和競馬場を後にした。