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日々の雑記帳

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帯広遠征記(ばんえい記念)

 ここ数年、毎年恒例となっているが、今年もばんえい記念を観戦しに帯広まで行ってきた。というわけで、昨日(3/20)は日帰りで帯広に遠征してきたので、遠征記を書いておこう。

 朝5:20に府中発の羽田空港行きバスに乗り込んだ。搭乗する飛行機はエア・ドゥの最も早い便である。羽田空港で飛行機に乗ると、私の2個前の席に須田鷹雄さんがいた。そして、その隣には目黒貴子さんがいた。この2人はこの日の帯広競馬場でのトークショーに出演予定だったのである(だからこそ気づいたのかもしれない)。目黒さんとは、一瞬目が合ったような気がした。あくまで「気がした」だけである。昨年のユニオンオーナーズクラブの懇親会でご挨拶をさせていただき、ちょっとだけお話したのだが、私のことは覚えるのだろうか?

 その後、帯広について帯広市内行きのバスに乗った。そのバスでは目黒さんの1個前の席に座った。他の乗客もいて話しかけられる雰囲気ではなかったので、Facebookでメッセージを送ってみた(一応FBでは友達であり、顔はともかく存在は知られている)。すぐに返事が返ってきた。至近距離にいる人と直接話さずメッセンジャーでやりとりしてるのはなんか妙な気分である。目黒さん(&たぶん須田さんも)は直接競馬場に行くようだが、私は途中で降りて寄り道する予定だったので、バスを降りる時に一礼だけしておいた。

 降りたバス停は大通り20丁目。向かった先はホテル光南というホテルである。別にそこに泊まるわけではない。温泉に入りにいったのである。帯広といえばモール温泉が有名なのだが、日帰りで行けるところで朝から営業しているところはあまりなく、ネットで調べた限りでは駅から徒歩圏内の温泉ではそこが最も良さげだった。普通の銭湯と同額の料金でモール温泉に入って体を清めた。

 その温泉ホテルは、駅からの距離は競馬場と同じくらいなのだが、競馬場とは真逆の方向にある。競馬場までは徒歩30分はかかりそうだ。直接競馬場まで行ったわけではなく寄り道してからいったんだけどね。

 その寄り道した先とはインデアンカレーまちなか店である。帯広といえばインデアンカレー。このカレーを食べるだけでも帯広に行く価値があるというものだ(ちょっと大げさか?)。インデアンカレーの開店時刻は11時なのだが、開店直後あたりに店についた(温泉に行ったのは時間調整という意味もある)。そして帯広名物インデアンカレーを堪能する。

 この日は出資馬ブルーヘヴンが中山4レースに出走だった。発走時刻は11:40。そのレースを見るために、インデアンカレーまちなか店の近くにある六花亭喫茶室に向かった。そして六花亭タブレット端末を取り出し、グリーンチャンネルWebでブルーヘヴンのレースを観戦。ブルーヘヴンは残念ながらブービーに大差を付けられてのビリだった(詳細は当該記事のコメントを参照)。

 一気にテンションが下がってしまったが、どうにか気を取り直してようやくと競馬場へと向かう。競馬場についても、まずは腹ごしらえ(カレーとケーキを食べたばかりなのに(笑))。グルメイベントみたいなところでカニ汁を食べた。

 競馬場で最初に観たレースは第2レース。時間の関係もあり、馬券は買っていなかった。そのレースは父カネサブラック、母フクイズミという夢の配合の馬イズミクイーンが圧勝だった。この馬の毛色は現時点で父母の中間ぐらいだが、年とると真っ白になるんだろうな。カネサブラックとフクイズミはばんえい記念でワンツーを決めたことがあったよな、と思ったらフクイズミが2着だったのは2012年でカネサブラックが勝ったのが2013年と、同じ年ではなかった。何はともあれ、私が最も熱心にばんえい競馬を観ていた時代のスターホースを両親とする馬がばんえい記念当日に私の目の前で勝ったのは嬉しい。

 馬券は3レースから勝負。「須田鷹雄商店開設17周年記念」というレースである。私と出身地が同じ工藤騎手が騎乗するサカノメイケツ から流したら、ハラハラさせられるレースぶりだったがどうにか2着に来た。安いけど馬複的中である。「協賛レースを開催した店長を飛行機の中で見かけたのはこのレースで勝負しろというサインだったから、もっと大きく張ったほうが良かったかな」と考えてみた。そして楽天競馬の残高を見ると何故か増えていない。購入履歴を確認したら投票したと思っていた馬券が投票されていなかった。大勝負に出なかったことを悔やんでいたが、そもそも買ったつもりで買っていなかったのかよ…。せっかく予想は的中したのに。

 その後も馬券は外しまくり。このままノーホーラだったらどうしよう。

 須田さんと古林先生のトークを観ていて、今年からばんえい記念の賞金が1000万に戻ったということがわかった。四市開催末期から今までのばんえい競馬の苦境や、それでもここまで人気を盛り返したという内容のお話をしていて、いろいろ考えさせられるものがあった。思えば初めてばんえい記念を生で観たのは10年前のことである。四市開催の最終年度だ。それが初めて帯広競馬場に足を運んだ日でもあった(それまでは岩見沢しか行ったことがなかった)。あの時は「もう見れないかもしれないから見れるうちに見ておこう」程度の気持ちで帯広に来たのだった。あれから10年。やっとばんえい記念の賞金が1000万円に戻った。

 馬券をちゃんと買っての初的中は7レース。ばんえい記念の2個前のレースである、どうにかノーホーラだけは免れた。6倍の馬連複だが、どうにかばんえい記念までの資金が繋がった。
 その次のレースは堅いと思って勝負したが、三連単が特払いになるぐらいの大荒れだった。当然ハズレ。

 そしていよいよ大臣賞ばんえい記念である。私が買った馬券はばんえい記念初挑戦だが帯広記念など高重量戦で結果を残しているオレノココロと、大崩れせず安定した成績を残しているニュータカラコマを1,2着に付けた三連単である。3着にはフジダイビクトリー、キタノタイショウ、コウシュウハウンカイを押さえて勝負した。
 年に一度しか聞かれない専用ファンファーレと通常の重賞のファンファーレが続けて流れて、いよいよばんえい記念のスタートだ。通常のレースと異なり、1000kgもの重いソリを曳きながらのレースである。普段なら第二障害途中まではあまり止まらないものだが、出走馬達は小刻みに止まり息を入れる。
 最初に第二障害を越えたのはニュータカラコマだった。そのまま突き抜けて欲しかった(そして最後にオレノココロだけが差して欲しかった)のだが、重さ1トンのソリを曳いて走るばんえい記念である。そう簡単にはいかない。ニュータカラコマが行ったのを合図に、後続馬たちも続々と障害を越えてきた。
 勝ったのはばんえい記念初挑戦ながら1番人気に支持されたオレノココロだった。第二障害を越えたのは5番目ぐらいだったが、下ってからの脚は見事だった。ばんえい記念なのに1頭だけ普通のばんえい競馬のような走りだった。続々と前の馬を抜き去り、後続に24秒の差をつける圧勝だった。
 2着争いは接戦だったが、前日引退式を終えてこれがラストランとなる一昨年の覇者キタノタイショウが2着争いを制した。ばんえい記念2勝目とまではいかなかったが、よく頑張った。
 3着争いはもっと接戦だった。馬体が先にゴール板を通過したのは昨年の覇者フジダイビクトリーだったのだが、ばんえい競馬とはソリの後端がゴール板を通過した順番で着順が決まるのだ。一旦は差されたニュータカラコマがゴール板の前で盛り返し、最後に3着でゴールインした。私の馬券は三連単1着→3着→2着と惜しい結果だった。

 これで馬券の結果は決まったが、それでもほとんどの観客はその場を動こうとしない。残りの馬たちに声援を送っている。その後も続々と他の馬たちがゴールするが、1頭だけフクドリがまだゴールしていない。着順が変わるわけではないのに、観客からは「がんばれ」などと大声援が上がる。そしてフクドリがゴールして全馬完走。場内からは大きな拍手。一着馬がゴールしたときよりも、最後の馬がゴールしたときのほうが沸いた。これがあるからばんえい記念は現地で観る価値がある。フクドリは2年連続でビリだった。しかし、彼は2年連続で過酷なばんえい記念を完走したのだ。それだけで、大きな拍手と歓声で賞賛するに値するだろう。最後の馬がゴールするまで観客のほとんどがレースを見守っている。そして、1着馬も最終着順だが完走した馬も同じように讃えられる。こんな感動するレースは日本には他に中山大障害中山グランドジャンプしか存在しないと言っても過言ではない。

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 というわけでばんえい記念が終了した。ばんえい競馬はこの後2レース組まれているのだが、飛行機の出発時刻の都合上、私はこれが最後である。エア・ドゥ最終便に乗ることになっていたのだった。空港までは臨時無料ジャンボタクシーが出ていてそれを予約していたので、ジャンボタクシーに乗って向かった。9人が定員だが、5人しか乗客がいなかった。発表されたのが直前だったので、すでに帰りの飛行機が決まっている人が多かったからなのだろうか?エア・ドゥ最終便に乗るには、定期運行のバスだとばんえい記念を見終わってダッシュでバス乗り場に行く必要がある。だからJALで帰る人が多いのだろう。来年以降もジャンボタクシーが運行するとなると、もっと人気が出るかもしれない。

 とかち帯広空港では帯広名物の豚丼を食べる。空港なのでちょっと高いが、ここでしか夕食をとる時間が無かったのでしょうがない。帯広といえば豚丼であるが、日帰りで慌ただしかったこともあり食べてなかったので、空港で食べることとした。

 というわけで帯広遠征は終了である。日帰りで慌ただしかったが、密度が濃くて充実した一日だった。ばんえい記念はやはり生で観てこそのもの。ぜひまたばんえいを観に行きたいな。