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ウイングオブハーツ地方移籍 ファンドは継続

 先日未勝利戦を惨敗したウイングオブハーツが地方に移籍することになった。先日は惨敗ながらデビュー戦で僅差の2着でその後何度も2,3着に好走してきた馬なので、ここで引退はもったいない。中央でも500万条件で通用する力がある。ということで、中央再入厩を目標に地方へ移籍だそうである。

 一口馬主の場合、中央の登録を抹消する時点でファンドが解散することが多いのだが、この馬の場合はファンドが継続だそうだ。とりあえず期待の馬の一口馬主の資格が継続されるということで一安心。

 以前シルクプラズマが中央再入厩を前提に地方に移籍した時地方競馬の競走馬ファンドが組まれたが、その時はファンドを一旦解散後、地方競馬ファンドを再募集という形だった。しかし、今回のウイングオブハーツの場合はファンドはそのまま継続。シルクプラズマの時はまだ未勝利だった場合の補償制度があり、地方でのファンドの募集額と補償額が(おそらく意図的に)同額だったのだが、今回の場合は「ファンド継続」である。つまり、出資者は出資をやめるか続けるかという選択肢が無いということである。補償制度がなくなったからなのだろうか?

ウイングオブハーツ
 馬体面の異常も見られないことから、これまでの競走内容を考慮して今後について協議した結果、中央再登録の資格を得ることを目標に、当競走馬ファンドを継続したまま一旦地方競馬へ転籍させることとなりました。27日(水)に抹消の手続きが取られ、福島県ノーザンファーム天栄へ放牧に出ています。今後は状態面が整った段階で移籍先を決定する予定です。

 今日郵送で届いた通知によると「規約(24.(1)地方競馬での運用)に基いてこれまで通り運用を継続いたします」だそうである。シルクが社台傘下に入ったからこのような規約ができたのか、前からあったのかはよくわからないが、以前とは違った形での地方再ファンドだ。

 何より期待の馬(この世代はシルクとユニオン合わせて3頭に出資していて残りの2頭の合計よりも募集価格が高い)の一口馬主としての権利を失わずに一安心である。ちなみにこの世代の残りの2頭はすでに中央で勝ち上がってるんだよな。

 移籍先は現時点では未定でこれから探すそうだが、中央の未勝利でも善戦しており、血統的にも晩成タイプのハーツクライ産駒なので、今後に期待したい。芝でしか実績がないのでダートがどうかだが、能力の高い馬なので通用するだろう。

 ただし、良いことばかりではなく、地方で勝ち上がって中央に戻ったとして、中央で1勝するまでは出走手当が半額になるというのはネックだ。シルクプラズマの場合は再入厩後もコンスタントに出走したが、出走手当では飼葉量の元も取れなかった。ウイングオブハーツには中央再入厩後に早めに500万を勝つことを期待したい。(まずは地方で頑張って再入厩の権利を取ることだけどね。)