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濱ちゃんが…

 なんてこった。

笠松の名手濱口楠彦騎手が死去
 笠松競馬所属で、近年はラブミーチャンの主戦として知られた濱口楠彦騎手が死去していたことがわかった。53歳だった。死因などは今のところ不明。

 同騎手は1976年10月20日にデビューし、同日に初勝利を挙げた。中央競馬に移籍し活躍した安藤勝己氏と同期で、生年月日まで全く同じ。通算19420戦2560勝(本年は233戦35勝)。前述のラブミーチャンとのコンビで、2009年全日本2歳優駿(GI)、2009年兵庫ジュニアグランプリ(GII)、2012年東京盃(GII)を勝っている。

 中央競馬への参戦は少なかったものの、2006年ワールドスーパージョッキーズシリーズでの勝利など、通算76戦3勝という成績を挙げていた。

http://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=81248

 朝、はてなブックマークにも登録した楽天競馬の大黒社さんのブログで笠松の「濱ちゃん」こと濱口楠彦騎手が亡くなったというのを見かけたのだが、「嘘だろ」と思っていた。信じたくなかった。

 しかし、昼ぐらいになると各種ニュースサイトにも濱口騎手の訃報が掲載された。Twitterでは自殺という噂もあるが、今のところの報道によると死因は不明となっている。

 濱口騎手といえば2009年の全日本2歳優駿の時ラブミーチャンで勝ってとても嬉しそうにしていたのが印象的だった。あの時は応援しているグランド牧場が馬主かつ生産者の馬が3頭も出ていたため生で川崎まで観に行った。結局勝ったのはグランド牧場の生産馬であるが馬主はDr.コパこと小林祥晃さんのラブミーチャンであり、その時手綱を取った勝利騎手が濱ちゃんだったのである。

 そのラブミーチャンは今6歳。今年度いっぱいで引退予定だったが、先日骨折していることが判明して引退が早まった。そして、後を追う様にして濱口騎手の訃報。死因は今のところ分からないが、アイドルホースのラブミーチャンに乗ることが生きがいで、突然骨折引退したのがショックだったのだろうか?


 1984年刊行の草競馬流浪記山口瞳)を3年ほど前に呼んだのだが、83年の笠松リーディング騎手5傑は1位安藤勝己2位伊藤強一、安藤光彰4位濱口楠彦5位井上孝彦と書かれている。当時は濱ちゃんを含む少なくとも3人が現役で私も知ってる騎手だった。その安藤兄弟も今は現役を退いた。ちなみに、山口氏はその本の中でアンカツを絶賛していた。オグリキャップが出てくる前の時代である。そのアンカツと同期(しかも生年月日が一緒)でまだ笠松で現役で頑張っている大ベテランの現役騎手の突然の訃報は非常にショックである。

 濱口楠彦騎手のご冥福をお祈りします。