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日々の雑記帳

グランド牧場祭り 全日本2歳優駿

 12/16(水)は川崎競馬場全日本2歳優駿が行なわれる。今年の2歳ダート路線の総決算である。ぶっちゃけた話、私は中央競馬阪神JFや朝日杯FSよりも、この全日本2歳優駿を非常に楽しみにしている。


 毎年中央勢が活躍するレースなのだが、今年は地方勢のレベルが高いと言われている。そのレベルの高い地方勢の中でも、特に有力視されているのが、私が大ファンであるグランド牧場の生産馬だ。しかもグランド牧場産の馬は4頭もいる。そのうち3頭がグランド牧場産馬だ。

 北海道2歳優駿を勝ち重賞3連勝で臨む最有力馬ビッグバングランド牧場が輩出した種牡馬スマートボーイの産駒で鎌倉記念、平和賞と南関東の重賞を連勝中のナンテカ、ブリーダーズゴールドC、鎌倉記念、北海道2歳優駿と3戦連続3着で前走の平和賞で2着のブンブイチドウ。この3頭が生産も馬主もグランド牧場で、しかも所属厩舎がホッカイドウ競馬の角川厩舎*1なのだ。角川厩舎が純正グランド牧場馬の有力どころといった豪華メンバーを3頭出しで勝負してきている。さらに、笠松代表としてDr.コパこと小林祥晃氏が馬主のラブミーチャンというJRA京都コースでレコード勝ちの実績もある無敗の兵庫ジュニアカップ勝ち馬も登場する。


 これらの中で最も有力視されているのは北海道2歳優駿を快勝したビッグバンであるが、私の本命はむしろナンテカである。私の好きなスマートボーイ産駒だという心情的なものもあるのだが、今回は内田博幸騎手を鞍上に据えて臨むのだから勝負がかりであると見ていい。また、持ち馬を3頭出してくるオーナーブリーダーグランド牧場サイドから見ても、自分のところの生産馬であり自分のところ(正式には関連会社)に繋養されている種牡馬スマートボーイの産駒にGIを勝たせて種牡馬としての価値を高めたいことだろう。おそらく他馬のマークをビッグバンに集めさせておいて、実のところはナンテカで勝負に来ている可能性が高い。南関東の競馬場で行なわれる限り、ウチパクは最強だし。それにすでに南関東で2連勝と遠征慣れしているという点もビッグバンには無い魅力だ。

 馬券的にはナンテカが頭の3連単かな。2着付けにはラブミーチャンを含めたグランド牧場産馬の残り3頭。3着付けにはこれらの馬プラス中央のアースサウンドとサンライズクォリアも加えておく。本線はナンテカが頭だが、ビッグバンが頭の同様の馬券も押さえておこう。配当しだいだが、余裕があれば無敗馬ラブミーチャンの頭も押さえるかも。印を打つとすれば、


◎:ナンテカ
○:ビッグバン
▲:ラブミーチャン
×:ブンブイチドウ
△:サンライズクォリア、アースサウンド
といった感じか。


 ところで、私が本命視しているナンテカという馬だが、登録されている馬名の意味・由来は「何てか」というものだ。聞くところによると社長の口癖らしい。

担当「社長、この馬の馬名は何にしましょうか?」
社長「うーん、なんてか。」
担当「ナンテカですね。わかりました。それで登録しておきます。」

こんな感じで馬名が決定したのだろうか?

 グランド牧場といえば粋な馬名が多く、だから私がファンになったのだが、ナンテカなんて付けていいのか?それも個性といえば個性なのだが。スマートボーイやフェスティバルが有名だが、その他にもオトコップリ、カミワザ、ホンモノ、イッポンゼオイ、アワセワザなど枚挙に暇がない。今回出走する他の2頭ビッグバンやブンブイチドウも粋な名前である。フェスティバルが活躍した後にはローズカーニバル、ホワイトカーニバル等の「カーニバル」が付く馬名シリーズも登場した、フェスティバルだと何かを付け足せば字余りになるので似た様な意味のカーニバルを付けたのだろう。余談だが、私はフェスティバルとかカーニバルとか聞くと仮面ノリダーのテーマを思い出してしまう(笑)。


 そんな粋な名前が魅力的なオーナーブリーダーであるが、馬主として初GI*2制覇が「ナンテカ」になるのだろうか?ビッグバンも魅力的だが、ぜひ私がグランド牧場の馬の中でも特に思い入れのあるスマートボーイの産駒からGI馬を輩出して欲しいものだ。ここでGIを勝っちゃったら父を超えたということになるのが複雑な心境だが、一時期は種牡馬引退の噂も流れていた種付け頭数一桁のマイナー種牡馬の産駒に頑張ってもらいたい。


 フェスティバルなのかカーニバルなのかはわからないが、全日本2歳優駿グランド牧場祭りだ!

*1:*「かどかわ」ではなく「かくがわ」と読む。念のため。

*2:生産者としてはスズカマンボ天皇賞・春を勝っている