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日々の雑記帳

来年の競馬あれこれ

 気がついたら今年も残すところあとわずか。来年の競馬についてもJRAからいくつか要綱が発表になったので、私の所感とともに紹介しよう。

2010年の「JRAプレミアム」は24レース実施 「JRAプラス10」も引き続き実施

 2010年の「JRAプレミアム」は、合計24レース!
 1月5日(火)の中山金杯GIII)・京都金杯GIII)、そして、GIレースを行う競馬場の当日の最終レース22レースの合計24レースで、「単勝、複勝、枠連、馬連、馬単、ワイド、3連複、3連単」のすべての投票法がJRAプレミアム!
 また、GIレースを行う競馬場の当日の最終レース名は、次の《2010年 JRAプレミアムレース一覧》のレース名の後ろに、当日のGIレースに過去、優勝した競走馬の馬名をつけ、“(○○メモリアル)”と併記いたします。

http://www.jra.go.jp/news/200912/120705.html

 対象レースが一気に増えて24レースに。配当が増えるんだから馬券を買う客の側にとっては喜ばしいことである。須田鷹雄さんは日記で控除率を下げさえすればJRAの利益があがるというわけでもなく、費用対効果には疑問視していおり、それはそれで一利あるかも知れないが、馬券を買う「消費者」視点で考えれば喜ばしい事だ。

 回数以外で大きく変わったところといえば、今年まではメインレースが対象だったのが、金杯を除き最終レースが対象となったことである。ちなみに私は最終レースと相性がいいので、これは個人的には嬉しい。

 ただし、JRA側の費用対効果については疑問が残る。最終レースなら「勝ち逃げ」されるからである。メインレースやそれより前のレースだと、馬券を当てて儲けたお客さんは、その儲けたカネを次のレースにつぎ込んでくれるからだ。最終だとそれが無くて、最終レースで勝とうが負けようがお客さんは競馬場を後にする。つまり、お客さんを潤すだけ潤しておいて、それを回収できないのである。それにわざわざ最終レースのために競馬場や馬券売り場に行くファンは少数派であり、大多数がメインレースを見に来たついでに最終レースの馬券も買うのだから、多くの人が馬券を買うメインレースで配当を還元しておいて、最終レースでそのカネを使わせて主催者が回収した方が効率がいいと思うのだが。

 それはそうと最終レースでプレミアムということで、クイズダービーの「倍率ドン、さらに倍」を思い出してしまった(笑)。もちろん、倍にはならずに5%ほど上乗せされるだけだが。そんなことをtwitterでつぶやいていたら「払い戻し額が10万円を超えたらカンガルー募金に強制寄付」だとか「『はらたいらさんに全部』みたいに、所持金全額を1番人気馬に注ぎ込んでしまったりして」というリプライが返ってきた。みんなクイズダービーが好きだったっんだな(笑)。ちなみに私は巨泉司会の時は好きだったが、司会が徳光さんに変わってからは見なくなったな。

 話が思いっきりそれたところで次に行ってみよう。

「JRAクイックピック投票」2010年春季も実施

2010年春季も「JRAクイックピック投票」をご利用いただけます!

「JRAクイックピック投票」とは、コンピュータに馬番号・組番号の選択を“おまかせ”する新しい投票方法です。

 1.春季日程(合計21日間)

 (1)中山金杯京都金杯当日
 (2)GIレース前当日(フェブラリーステークス安田記念

http://www.weekenddream.jp/keiba_news/cat70/2009128_6.html

 3連単などの場合は試験発売終了後正式なものとして定着したが、クイックピックの場合は廃止するわけでも恒常的に実施するというわけでもなく、また期間限定で発売するようだ。

 短い試行期間だけだとこれを正式なものにすべきか中止にすべきかの見極めがつかないんだろうな。

 私は馬券は単なる運任せのギャンブルではなく、自分の頭で推理してカネを張るところが面白いと思っている人間なので、クイックピックは買ったことはないんだよな。個人的にはほとんど魅力なしだし。

 でも、競馬初心者や宝くじ感覚で馬券を買うようなライトファンにとっては魅力的なものかも知れない。現状は売り場が限定されており、しかもその売場が大々的にアピールされているわけでもないので、競馬場に不慣れな初心者が気軽には買えないというのが難点だが、そこが改善されれば新規顧客の開拓につながると思う。最初は運任せのくじ引き程度のつもりで馬券を買っても、そのうち何割かの人間は競馬の真の魅力に気づいて本格的な競馬ファンになるかもしれないのだしね。

2010年の「フリーパスの日」発表 10競馬場で10日間

 来年もフリーパスの日は実施されるそうだ。ほとんどがGIIGIIIの日だが、函館競馬場新スタンドオープン2日目という重賞以外のものもある。金額にして100円か200円が浮くだけだが、それでもその分馬券を買うことができるし、普段競馬をやらない友人・知人も誘いやすいだろう。日程についてはJRAのお知らせを参照。

2010年の「前日発売」「夜間発売」を通年化

 現在、主に4月〜12月の土曜日に行なっています「日曜日の重賞レースの前日発売」と「日曜日に発売する全レースの夜間発売」を、2010年からは冬季期間も行い、「前日発売」と「夜間発売」を通年化いたします。
 ※これまで冬季期間においては、「フェブラリーステークス(GI)の前日発売」のみを行なっていました。

開始年月日
2010年1月9日(土)〜

日曜日に行われる重賞レースの「前日発売」
発売レース : 日曜日の重賞レース
投票方法 : 現金投票・電話投票(IPAT/PAT方式【即PAT、APAT会員】)
発売時間 : 現金投票は土曜日9:00〜17:00、電話投票は土曜日7:00〜17:30
※ 現金投票の発売時間は競馬場・ウインズにより異なる場合があります。
※ 3日間開催の月曜日に行われる重賞レースの「前日発売」を日曜日に行います。

日曜日に発売する全レースの「夜間発売」
発売レース : 日曜日に発売する全レース
投票方法 : 電話投票(IPAT/PAT方式【即PAT、APAT会員】)
発売時間 : 土曜日19:30〜日曜日7:00
※ はくぼレース期間は、20:00発売開始となります。
※ 3日間開催の月曜日に行われる全レースの「夜間発売」を日曜日に行います。

その他
降雪・台風等が予測されるときには、「前日発売」・「夜間発売」を中止する場合があります。

http://www.jra.go.jp/news/200912/120703.html

 個人的にはこれが一番ありがたい。馬券を買える時間帯が増えるということはいいことだ。仮に土曜夜に次の日の馬券を買わないにしても、日曜の朝の時点でオッズがあるていどわかるし(大幅にずれることもたまにあるが)。積雪で中止やダート変更などのリスクがある時は行わないそうなので注意が必要だ。

 私の場合スキーが趣味なので、冬が一番土日に競馬以外の理由で忙しいことが多いんだよな。

その他

2010年度JRAブランド広告 〜「想いを乗せて、吹く風がある。」〜

 ジェニュインが惨敗した有馬記念の岡部騎手のコメント「風が吹いて紙くずが舞って馬がやる気を無くしてしまった。」という迷言を思い出してしまった(笑)。

 ちなみにCMテーマソングはラムジの「ユメオイビト」だそうだ。「ラムジって誰?」と思うのだが、今年の熊木杏里も昨年時点では知らなかったがヴィクトリアマイル当日のパドックでのミニコンサートを聞いて好きになったので、CM曲を歌う歌手にも注目してみよう。過去にもJRAのCMソングを聞いて「いいなあ」と思った歌や歌手はいくらでもいるし。

JRA年間プロモーション 〜2010年も「CLUB KEIBA」!〜

 マイスターホースはどの馬にしようかな。今年は一口出資馬を中心に選んだのだが、今年の2歳でデビュー前に全治半年以上かかりそうな大怪我をした馬もいるしな。


 というわけで来年の競馬も楽しそうだが、それよりも何よりも今年の残りの競馬を頑張らなきゃ。そして無事年を越して来年も競馬ができますように。