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日々の雑記帳

競馬番長のぶっちゃけ話

 藤田伸二騎手の新著「競馬番長のぶっちゃけ話」を読了した。

 前作(といってもシリーズものではないのだが)「特別模範男」はどちらかというと自伝といった内容だったのだが、今度の新作は調整ルームの実態、競馬の知られざるシステムやルールにまつわる話など「競馬業界内部の真実」を暴露(?)した本である。騎手をはじめとした競馬サークルの裏話を面白おかしく書いた本といえば高崎武大さんや安田博康さんの本が有名であるが、それらはあくまで記者という立場で書いたものである(安田博康さんは地方競馬の元騎手らしいが)。藤田騎手が書いた本は現役騎手といった視点から書かれたという点で、それらの本よりも深いところに触れており、より競馬の真髄に迫ることができるであろう。もちろん、藤田騎手の主観で書かれているが、主観が入ってしまうのはライターの取材能力には限界がある以上誰が書いても多かれ少なかれ同じことである。

 ジョッキーを中心とした騎手の裏事情や内幕が面白く語られているので藤田ファン以外の人でも競馬ファンなら楽しめる一作であると思う。ただし、馬券検討の役にはあまりたたないだろうけど。

 ところでAmazon.co.jpで「藤田伸二」で検索していたら「セカンドライフアバターメイキングブック」という本が検索された。そんな本を書いていたのか。藤田伸二という名前のJRA騎手ではない同姓同名の人なのかもしれないけど。そういえばセカンドライフをしばらくやってないな。私のアカウントはまだ生きているかな?