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日々の雑記帳

今日の札幌はフルキチデー

 今日のクイーンSを勝った古川吉洋騎手(通称フルキチ)。デビュー2年目の1997年の阪神3歳牝馬S(当時)のアインブライド以来の重賞制覇である。そのフルキチが実は今日の札幌で偉業を成し遂げていた。

 「ネタで買って何が悪い-blog ver.」というブログで見かけて気づいたので、以下に引用しよう。

100万回に1回デー!
かしわで


騎乗機会3回で3連続馬券対象!

全部人気薄で1着も2回!

これぞ100万回に1回!!

フルキチフェススティバル、フルキチソニック!

(以下略)

http://keibaoh.jugem.jp/?eid=1275

 騎乗機会3連続馬券対象である。しかも全部人気薄で。9番人気と11番人気で1着プラス10番人気で3着。穴男炸裂!!!ってな感じだ。

 気になったのでフルキチの戦績をTargetで調べてみた。調べたデータは過去3年。過去3年のフルキチの全騎乗の単勝回収率は135%、複勝回収率は114%である。単複ともに100%を超えている、つまり他の条件を何も考えずにフルキチを買いまくっているだけでプラスになるってことである。しかも集計対象データには今週分の成績は入っていないので今日の大穴3連発を足すともっと大きな数字となるであろう。

 これは追いかけてみる価値あり。というかすでにこのことに気づいていて追いかけていた人は今日はウハウハだっただろうな。

 それでフルキチがどんなレースでの成績がいいか調べてみたら、新馬・未勝利や500万円以下の下級条件ではかなり優秀であり、1000万はまあまあ、1600万はそれほどよくなく、重賞を含めたオープンではほとんど馬券になっていない(21戦して3着が1回のみ)。平場と特別を比べると平場は単勝回収率が150%を超えているが、特別は単複の回収率が70〜80%前後とほぼ平均どおりの回収率だ。

 これじゃあ、平場では積極的に狙えるが重賞じゃ買えないやという結論になるな。ただし、ハンデ戦は単勝回収率145%、複勝回収率125%と好成績を収めている。ハンデに強いというのも穴騎手の証なのだろう。でも今日久々に勝った重賞クイーンSはハンデではなくて別定重賞なんだよな。

 ついでに他のデータもちょっと調べてみた。まず関西馬の方が勝利数だけではなく回収率的にも優秀。関東馬だと回収率は100%を超えない。
 人気的には3番人気以下の馬が狙い目。
 馬主は松本好雄氏(メイショウ)がダントツで、難波澄子(セト)、本谷兼三(クイーンS勝ち馬ピエナビーナスの馬主)が相性がいい。また小林祥晃(Dr.コパ)も騎乗が7鞍と少ないものの単勝回収率1947%という脅威の数字を残している。
 馬場はダートの方がよい。
 こんなところ。