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日々の雑記帳

中島らも

 最近何故かこの日記へのアクセスの検索キーワードで「中島らも 死因」というのが多い。2004年7月21日に書いた記事が引っかかっているらしい。4年前の記事が今頃大人気?

 中島らもの死因は酒でもクスリでもないんだよな。死ぬときはきっとそういう理由だと思っていたのだが、そうではなく脳挫傷による外傷性脳内血腫が原因。

 中島らもといえばお勧めの著書は今夜、すべてのバーで。フィクションであるが、自らがアル中で入院した時の体験をもとに、アル中入院患者の病棟の様子がリアルにかつコミカルに書かれている。決して暗い雰囲気はなく、読みやすい語り口である。

 それから中島らもといえばも1つ。クスリである。96年ごろのことだが、本屋でアマニタ・パンセリナという本を見つけて衝動買いしてしまった。その理由は表紙のデザインに惹かれてだ。その本の表紙には森の中でキノコと戯れる小人たちの絵が描かれている。ファンタジックなイラストだ。「中島らもがこんなファンタジックな内容の本を書くのか」と思ってもの珍しさで買ってしまった。しかし、その内容はクスリ、ドラッグに関する体験談だった。確かに「幻想的」であるといえばあるのだが(笑)。表紙から受けた印象とはかなり方向性の異なる本であるが、それはそれで楽しめる内容である。