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日々の雑記帳

何かが間違っているWinny裁判判決

 Winnyの作者に著作権侵害ほう助で有罪判決が出た。日本の司法は何かが間違っているような気が・・・。リンク先のサイトでも述べられているように、こんなんじゃ日本の技術開発の発展の妨げとなるとしかいいようがないよな。私は使ったことはないがソフトウェアとしてはすぐれたものを開発したわけだし、使った人の中にモラルに欠ける人がいただけ。これは作った人の責任ではなく使った人の責任である。

 たとえば、WinnyのようなP2Pソフトを作るのが違法なら、CD-RやDVD-Rのようなデータコピーができる装置を作っているメーカーも同罪となる。デジタルな世界に限らず録画機能付きビデオデッキやを作っている会社やコピー機を作っている会社、売っている店なども著作権ほう助罪だ。

 もっと極論をいうと、殺人事件が起きて凶器に包丁が使われた場合、その包丁を開発・製造したメーカーは殺人ほう助罪ということになる。そして酒酔い運転で人を轢き殺した事故(というかこれは立派な事件だと思うが)が起きた場合、酒を造ったメーカーも罰せられなければならないということになる(ちなみに車を運転すると知りながら酒を飲ませた人は本当に有罪)。

 こんな世の中間違ってるよな。著作権について日本よりも進んでいる他の先進国じゃ別に何の罪にもならないようなことなのに。こんな世の中なら日本が技術で世界をリードしていくのはとうてい無理だと思う。被告人はぜひ上告して無罪を勝ち取ってもらいたい。