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日々の雑記帳

くらやみ祭

 私の住んでいる府中では5/1〜5/6の朝まで大國魂神社やその参道のけやき並木で「くらやみ祭り」なるものが行われている。割と有名な祭りらしい。私が府中に引っ越したのは昨年の5月末なので、府中再移住後初のくらやみ祭りである。今年のGWはどこにも行かないので祭りを見ることができる。今の私の住居はけやき並木からほどよい位置にあるので、ぶらっと見に行くことにした。(ちなみに以前府中の寮に住んでいたときはもっと遠いところに住んでいた。)

 昼間出かけたら、けやき並木周辺で山車が運行されていた。大國魂神社には露天が出ている。神社の中を進んでいくと普段は(少なくとも私の行く時間帯には)入れない本殿の裏側に入れるようなので入ってみることにした。そこには本殿の華やかさとは対照的な小さな社が祀られていた。また、大きな欅の古樹があった。これぞ日本の「わびさび文化」とも言えるような地味ながらも趣のある寂れた風情。神社は人でごった返していたが、本殿の裏まで来る人はあまり居ない。人もほとんどおらず落ち着いた場所である。

 そして夜。午後8時から競馬式(こまくらべ)なるものがあるので見に行こうと思った。府中といえば競馬だが、古代から行われていた(近代競馬とは馬を使うということ以外ほとんど共通点が無いと思われる)競馬(この場合「くらべうま」と読むのであろう)は是非一度見ておきたいと思っていた。午後8時に家を出たが、けやき並木に着いた頃には既に終わっていた。1時間ぐらいかけてやる行事だと思っていたのだが、数分で終わりらしい。着いたら主催者の挨拶だけ。まさに「祭りのあと」といった感じだった。数分で終わるって分かっていたらもっと早く出かけてたよ、全く・・・。