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日々の雑記帳

競馬場に来る客

 競馬場や場外馬券売場には「本当に真剣に競馬と向き合っている客」が少なくなったといわれてる。MM週間競馬情報の本日付の下の方のコラムにもそう書かれている。
 何故そうなったのだろうか?単純に今時の若者には真剣にバクチを打つ心構えというものが足りないのだろうか?
 昔と今の競馬の質の違いといえば馬券の券種が増えた。ほんのちょっと前までは中央競馬には馬単すらなかったのだが、今では3連単とかも買える。ということは一攫千金のチャンスが多い一方で、狙い馬を絞り込み効率的な配分をしないと儲からないだろう?馬券検討&購入にはよりシビアさが求められる。もっともそこまで絞れないのであれば従来通り単勝とか馬連で勝負すればいいのだから、馬券が難しくなったとは言い難いが。
 もう一つ競馬がここ近年で変わったことといえば、PATの権利がが当たりやすくなり、しかも即PATのような便利なものもできた。携帯電話でも馬券を買えるようになった。しかも競馬とは直接無関係な社会情勢の変化を見ても、ADSLや光などのインターネット常時(高速)接続環境が普及したのがあげられる。要は家に居ながら手軽に馬券を買えるようになったのである。真剣に勝負するのなら自宅の方がいいのかもしれない。自宅でグリーンチャンネルを見ながらの馬券購入。レースの合間には家事労働等別な用事に時間を割けるのでわざわざ馬券売場に出かけて一日中勝負するよりも効率的である。しかも自宅でパソコンを使っていると、JRA-VANのデータを駆使したり、インターネットであちこち調べたりと競馬場に居るときよりも便利である。
 したがって、本気で競馬と戦うような人は自宅で勝負する人が増え、競馬場に来る人は相対的にPATとかに入っていない初心者・初級者か、機械に弱い高齢者という二極化になっているのであろう。
 私も競馬場に行くことは多いが、かといって毎日行ってるわけではない。本気で競馬をやろうと思ったら自宅の方が便利だと思うが、やはり「現場の雰囲気」を感じるのには競馬場に居た方がいいから競馬場に行ってることも多い。競馬場の方が「気合いが入る」からというのもあるが。

 ちなみにグリーンチャンネルのパドック中継では馬の足音が入るようになった。この足音が本物なのか雰囲気を醸し出すための録音なのかはわからないが、臨場感を出すのに細かい配慮をしているようで好感が持てる。かといってパドックを見ていて「この馬は足音がいいから買い(OR消し)」ということはないだろうから馬券的には役にたたないが。