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日々の雑記帳

コントにおけるリアリティ

 たまたまテレビをつけたら日テレで「いつみても波瀾万丈」のゲストに加藤茶が出演していた。母子家庭で苦労を共にしてきた母親が1980年に亡くなって後追い自殺を考えたとか言っていた。


 8時だョ!全員集合のDVD(2005年版)で1981年に放映された学校コントで加藤茶が遅刻していたときに泣きながら「実はお母さんが危篤なんです」と言い訳をしていかりや先生に「お前のおかあさん去年死んだろう」と突っ込まれ「お父さんが危篤なんです」と言い直すと「お前ん家お父さんもともと居なかっただろう」と突っ込まれるシーンがあるが、これは実は現実世界でもそうだったのか。コントの中では小学生(なんだけど女子生徒がセーラー服来ていたり英語の授業があったりと設定に矛盾がある)役だが、両親の話は現実の世界をそのまんま持ち込んだのか。なかなか奥が深いがDVDで現在見ても81年当時リアルタイムで見ていてもそこまでの奥の深さを分かる人はほとんどいなかっただろうな。


 コントへの現実世界の出来事の持ち込みと言えば、それと同じコントで英語の時間に
先生「仲本君、馬は?」
仲本「は?・・・やめました。もうやってません。」
先生「そうじゃないよ、馬はhorseだろ。」
というのがあった。
(その後仲本は志村けんにも「何どきっときてるんだよ」とツッコミを入れられる。)
これも当時の時代背景として、仲本工事と志村けんがノミ行為でパクられて謹慎していて謹慎が解けてすぐの時期の放送だったということが頭にないと、何なのかわからないネタだな。会場からはこの時だけは大人の客だけの笑いが起きていた。


 どうでもいいがDVDを見て思ったのだがトライアングル解散後に全員集合のアシスタントとして出ていた藤本あきって何げにかわいい。番組をリアルタイムで見ていた頃には全然そう思わなかった、というか存在自体それほど意識していなかったけど。準レギュラーといってもすわしんじほどの強烈な存在感は無かったし。