毎日がエブリデイ!

日々の雑記帳

読書

野生の馬が暮らす無人島

先日2023年馬事文化大賞が発表され、「エピタフ 幻の島、ユルリの光跡」という本が受賞作品だった。エピタフ 幻の島、ユルリの光跡作者:岡田 敦インプレスAmazon ユルリ島という野生の馬が暮らす無人島(元有人島)を文章と写真で紹介している本である。 こ…

角居勝彦元調教師の最新の著書を読んだ

今年の2月に引退した角居勝彦元調教師(&元グランド牧場社員)の著書「さらば愛しき競馬 (小学館新書)」を読んだ。発売日が2020/11/26なので、勇退する3ヶ月前に出版された著作である。 角居先生といえば、私の出資馬であり重賞勝ち馬であるサンビスタや…

直木賞受賞作「首里の馬」に登場する馬の名は

今年の直木賞を受賞した高山羽根子の「首里の馬」を読んだ。日本在来種の馬で沖縄県の天然記念物に指定されている宮古馬が出てくる話であり、そのことを聞いて興味を持ったので読んでみた。 動物に詳しくない、というより動物に関する知識がほとんどない主人…

マルドゥック・スクランブルはギャンブル小説としても楽しめた

最近読んだ本に、冲方丁の「マルドゥック・スクランブル」という小説がある。未来の世界を舞台としたSF作品である。 この作品に登場するカジノのシーン、特にブラックジャックのシーンが読み応えがあった。未来が舞台のサイバーパンク作品だが、ギャンブル…

「ネット原住民」とは

ある本を読みながら思ったことを Twitter で書いていたら長くなったので、ブログ記事としてまとめてみる。 「角川インターネット講座 (4) ネットが生んだ文化誰もが表現者の時代」の序章にネット原住民は「非リア充でオタクで暇でニートで引きこもりで炎上さ…

書を捨てて旅に出たくなってきた

今日は有馬記念なのだが、それとは直接関係なく、最近読了した本の感想でも書いてみる。須田鷹雄氏の新著「いい日、旅打ち。 - 公営ギャンブル行脚の文化史 (中公新書ラクレ)」を昨日読了した。以下は書評というよりは私が個人的に感じたことを書き連ねた感…

競馬番長のぶっちゃけ話

藤田伸二騎手の新著「競馬番長のぶっちゃけ話」を読了した。 前作(といってもシリーズものではないのだが)「特別模範男」はどちらかというと自伝といった内容だったのだが、今度の新作は調整ルームの実態、競馬の知られざるシステムやルールにまつわる話な…

「書ける人」になるブログ文章教室という本を読んでみた

「書ける人」になるブログ文章教室(山川健一 著)という本を読んだ。何となく手にとって読み始めたのだが、なかなか参考になる本だと思う。ただし、私自身がブログを書くのをどの程度巧くなったかは不明だが。 この本は「ブログ」と銘打ってあるが、ブログ…

中島らも

最近何故かこの日記へのアクセスの検索キーワードで「中島らも 死因」というのが多い。2004年7月21日に書いた記事が引っかかっているらしい。4年前の記事が今頃大人気? 中島らもの死因は酒でもクスリでもないんだよな。死ぬときはきっとそういう理由だと思…

伝染る騎手

「○○る騎手」シリーズの最新刊が出たらしい。その名も「伝染る騎手―彼らの、広がり続ける“奇行”事件簿」。まだ読んでないのだが、今度読んでみようか。 吉田戦車の漫画「伝染るんです」をパロったタイトルだ。ちなみに富士フイルムのレンズ付きフィルム(実…

ウェブ時代をゆく

「ウェブ時代をゆく」欲しい! ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)作者: 梅田望夫出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2007/11/06メディア: 新書購入: 91人 クリック: 724回この商品を含むブログ (1204件) を見る こう書いておけばプレ…

Web制作者にお薦めの本の紹介

私はライターとか小説家とか何でもいいが、いわゆるものを書く仕事に就くのが夢であった。ものを書いて発信するというだけの行為なら今ならWebでもできる。WWWの黎明期からWWWにはまったのもそのせいなんだろうな、きっと。 今までものを書くための…

っが消えた日

電車の車内広告で「小さい“つ”が消えた日」というステファノ・フォン ローという外国人が書いた本の広告があった。これって海外の作品だろうか?小さい「っ」という音を含む単語が無くなった世界を描いた実験的小説なのかな?作者はドイツ人らしいが、ドイツ…

「輓馬」と書いて「ばんば」と読む

最近読んだ小説に「輓馬」(鳴海章:著)というのがある。映画「雪に願うこと」の原作だ。北海道の田舎を飛び出し東京の大学を卒業後、事業を興して一時は成功したものの、借金を抱えて夜逃げ同然にばんえい競馬の調教師の兄のものへ居候することになった中…

パプリカ

久しぶりに小説を読んでいる。筒井康隆のパプリカだ。かつては筒井作品は文庫化されているものは半分以上読んでいたが、最近は小説を読む機会自体が減った。別に飽きたとか嫌いになったというよりは、読書の時間自体減った&読む本が小説よりも実用書の類が…

チクる騎手

「チクる騎手」(ISBN:4809403580)という本を買った。「殴る騎手」から始まる日本競馬の騎手の裏事情暴露本シリーズの最新刊である。そこに「再燃する遺恨試合 殴る騎手GとYの延長戦」という見出しのネタがあった。知る人ぞ知るあの木刀事件以来の両者(個…